毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
新型SSDか、特価が目立つ旧型か悩みどころ
コンシューマー向けのSSDに、各社から新製品が続々と登場している。久しぶりに自社製コントローラーを搭載した「Intel SSD 730」、少し性能が向上した東芝の新型SSD「HG6」を採用したCFD販売パッケージ版「S6TNHG6Q」シリーズ、そしてM.2タイプのSSDを基板上に搭載したPlextor初のPCI Express×2インターフェース対応の「M6e」、高速SSDの定番「M5」シリーズの後継となる「M6S/M6M」モデルなどだ。
PCI Express接続のPlextor「M6e」シリーズは、初回入荷のショップが限られ、入荷数も少量だったため完売&次回入荷未定状態だが、「M6e」以外の新型SSDは各社とも潤沢だ。
そこで、今回は新型&旧型でラインナップが一時的に増えているSSDの売れ筋をチェックすることにした。ランキングデータは、「BUY MORE秋葉原本店」にお願いし、各社の新型SSDが登場&発表された3月25日~4月8日の2週間を集計してもらった。
東芝SSDは新型も鉄板でキマリ
集計期間 3月25日~4月8日 BUY MORE秋葉原本店 | ||
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順位 | 製品名 | 実売価格(税込) |
1位 | Crucial「CT240M500SSD1」特価品 (2.5インチ、240GB) |
1万6280円(完売) |
2位 | CFD販売「CSSD-S6T128NHG6Q」 (2.5インチ、128GB) |
1万1800円 |
3位 | Samsung「MZ-7TE250B/IT」 (2.5インチ、250GB) |
1万7280円 |
4位 | Samsung「MZ-7TE120B/IT」 (2.5インチ、120GB) |
1万80円 |
5位 | 東芝「HDTS325XZSTA」 (2.5インチ、256GB) |
2万380円 |
6位 | CFD販売「CSSD-S6T256NHG6Q」 (2.5インチ、256GB) |
2万580円 |
7位 | Plextor「PX-128M5P」 (2.5インチ、128GB) |
1万3180円 |
8位 | Intel「SSDSC2BW240A4K5」 (2.5インチ、240GB) |
2万1080円 |
9位 | Crucial「CT128M550SSD1」 (2.5インチ、128GB) |
1万800円 |
10位 | Crucial「CT256M550SSD1」 (2.5インチ、256GB) |
1万8380円 |
※価格は4月8日調べの販売価格。店頭ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
1位のCrucial「M500」シリーズの容量240GBモデル「CT240M500SSD1」は、特価品とのことなので、東芝の新型SSD「HG6」を採用するCFD販売「CSSD-S6T128NHG6Q」が1位と見ていいだろう。また、6位にも256GBモデルがランクインしている。
「安定して売れているのは、コストパフォーマンスのいいSamsungの『840 EVO』ですね。ただ、『S6TNHG6Q』シリーズの256GBモデルは先週売り切れだったので、在庫があれば3位くらいに入っていたかも。やっぱり東芝製のネームバリューと、CrystalDiskMarkによる4K QD32のライト性能が、しっかり性能アップしているのがいいですね。あと、信頼のMarvell製コントローラー採用はそのままに、低容量モデルのライト性能が向上したCrucial『M550』シリーズが好調ですね」とのことだ。
ちなみに他のショップでも、CFD販売「S6TNHG6Q」とCrucial「M550」シリーズは売れ行き好調だ。なお、高速SSDの鉄板メーカーのひとつであるPlextorの最新SSDの「M6S」(2.5インチモデル)シリーズは、より高速で価格差が1000~2000円程度の「M5P」シリーズが残っているため、売れ行きが今ひとつという声があった。