毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
PS4の換装用で好調な
2.5インチHDDもチェック
HDD全体では、プラッター密度の向上などの大きな進化はあまりないが、最大容量はついに6TBに到達。さらに24時間動作を想定したNAS向けや、常時録画環境を想定したビデオ監視カメラ向け向けなど、さまざまな用途向けのHDDが増加している。
円相場の関係で値上がりした価格は、緩やかに下がっており、週末限定の特価だが1万円を切る3TBモデルもチラホラと登場している。また、PS4の国内発売開始の直前から1TBオーバーの2.5インチHDDの需要が急激に増加。パーツショップの在庫が品薄になった。
というわけで今回は、システムドライブの地位こそSSDに奪われて久しいが、データ保存用やNAS、録画マシンなどには必須なHDDの売れ筋をチェックしてみた。ランキングデータは、アキバ老舗ショップの東映無線にお願いし、東映グループ3店舗(テクノハウス東映、パソコンハウス東映、東映ランド)の1ヵ月のデータを集計してもらっている。
3.5インチHDDはド定番の
Western Digitalがトップ
集計期間 2月10日~3月9日 東映無線 | ||
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順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | Western Digital「WD20EZRX」 (3.5インチ、2TB、SATA3) |
7980円 |
2位 | 東芝「DT01ACA200」 (3.5インチ、2TB、SATA3) |
8180円 |
3位 | Western Digital「WD30EZRX-1TBP」 (3.5インチ、3TB、SATA3) |
1万1180円 |
4位 | 東芝「DT01ACA100」 (3.5インチ、1TB、SATA3) |
5880円 |
5位 | Seagate「ST2000DM001」 (3.5インチ、2TB、SATA3) |
7980円 |
6位 | HGST「HUA722010CLA330」 (3.5インチ、1TB、SATA3) |
7480円 |
7位 | Western Digital「WD40EZRX」 (3.5インチ、4TB、SATA3) |
1万5980円 |
8位 | 東芝「DT01ACA300」 (3.5インチ、3TB、SATA3) |
1万1180円 |
9位 | Western Digital「WD20EFRX」 (3.5インチ、2TB、SATA3) |
9950円 |
10位 | Western Digital「WD30EFRX」 (3.5インチ、3TB、SATA3) |
1万3480円 |
※価格は3月11日調べの販売価格。店頭ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
昨年末に調査したBUYMORE 秋葉原本店でのランキングとランクインしている製品に大きな違いはなく、トップは容量こそ違うが、おなじみのWestern Digital「WD Green」になっている。容量はショップの客層などでも変わるところだが、やはり価格上昇の影響も大きく2TBの売れ行きが好調だ。
「回転数が7200rpmのモデルと『WD Green』シリーズで悩んでいる方が多いですが、最終的に安価な『WD Green』シリーズを選ばれます。もちろん、速度を重要視しないデータ用途の方には、あまり影響ないことを説明しているというのもありますね。あと、録画マシンやファイルサーバーでRAIDを構築しているのか、7200rpmの東芝『DT01ACA200』とSeagate『ST2000DM001』は、『WD Green』シリーズに比べて2台や4台まとめて買っていく方が多いです」とのこと。
「2.5インチHDDもそうですが、Windows XP搭載PC向けの非AFT HDDも相変わらず需要ありますね。サポート終了まで残すところ1ヵ月ですが、結構会社の方が購入していきます」
