関係者インタビュー
安藝貴範代表
新しいチームになって、初エントリーで優勝できたのはとても誇らしいです。右京さんも監督初優勝でしたし。タイヤも事前のチョイスが良かったですし、クルマの進化もあったし、後押しされるカタチでポジションが取れたかと思います。とはいえ、運に助けられた部分もあったので、次戦の富士が各車の真価を発揮してくるのではないでしょうか。
2011年のときのような「これはいけるんじゃないか?」という過度の期待はまだできませんね。年間を通じて良いレースができるんだなという反面、まったく気が抜けないというのもわかりましたね。
片山右京監督
優勝は予想してた通りではあるんですけど、こんなに寿命が縮まりそうなレースになるとは思いませんでした。エベレスト行く前に心臓に悪かったですね。でも、こんなレースが今年1年間続くんでしょうね。
ライバルの脱落などもありましたが、なかなかペースが上げられなかった部分もあり、開幕戦優勝はもちろんうれしいんですが、もう少し考え直さないといけないところがありますね。
大橋逸夫GM
今日の優勝は、絶対的に速かったというよりは運に助けられた部分も多かったと思います。特に#7のヨルグ選手の走りは今後の脅威になってくる気がしました。
取れるときに取っておくのは大事なことで、開幕戦から優勝できたというのは非常にいい結果だと思いますが、ライバルも明確になったので、これからはそのへんも意識して戦わないといけませんね。
谷口信輝選手
片岡選手が前半で素晴らしい仕事をしてくれて、一番大変なパートを完璧にこなしてくれました。おかげで1位でピットに戻ってきてくれて、タイヤを左側のみの交換にして、あとは逃げ切るだけだったんだけど、思いのほかタイヤが苦しくて。かなり追い詰められてしまいましたが、後ろとのギャップやラップタイムから計算した結果、これは勝てるぞ、と。
なので、慌てず騒がずミスせず、ゴールまでクルマを運ぶことに徹しました。いきなり優勝という幸先のいいスタートが切れてよかったです。
片岡龍也選手
最初の1コーナーは狙ってたんですけど、その後、もっと後ろを引き離すつもりが、なかなか思ったようにペースが上がらず、途中でヒョウ混じりの雨が降ってきたときには、かなりペースダウンしてしまいました。途中で#11にパスされてしまって。しかし、あの状況ではタイヤと路面がマッチしなかったので、虎視眈々とスキを狙っていました。思ったより#11もペースがあがらないようで、つかず離れずの距離を保っていたら、トラブルで後退してしまいましたね。
その後は#7との戦いでしたが、なんとか差を広げたままピットインできました。今年は2014年モデルの調子がいいですし、勝てるときに勝つというのは王座奪還に向けて弾みがついたと思います。
岡山戦ラップチャート
岡山国際サーキットで、全車が何週目に何位だったのか、そんなデータが一目瞭然なのがラップチャート。ミクZ4(4号車)に色をつけたので、どんな展開だったのかをチェックしてほしい。GT500クラスも含まれるため、上位10数台はすべてGT500のマシンだ。
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