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鉄道車両の大幅な軽量化・走行安定性能強化に

川崎重工、世界初のカーボンバネの鉄道台車を熊本電気鉄道に納入

2014年03月14日 16時34分更新

文● 行正和義

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熊本電気鉄道に納入された鉄道台車

 川崎重工は3月14日、世界初となるカーボンバネ(炭素繊維強化樹脂:CFRP)バネ採用の鉄道車両台車「efWING」2台を熊本電気鉄道に納入した。

 従来の鉄道では鋼製であった台車フレームの一部に高い強度と軽さを併せ持つCFRPを採用するとともに、サスペンション機能として通常のコイルバネではなく弓型CFRPバネを採用。鉄道台車の大幅な軽量化が図られ、エネルギーコストの削減を可能とする。

 CFRPバネの高いサスペンション機能により各車輪がレールに与える力が安定し、乗り心地の向上とともに輪重抜けを半減させ、脱線に対する安全性能も向上しているという。納入したefWING台車2台は、本日より熊本電気鉄道の藤崎宮前駅から御代志駅に至る路線で営業運転に投入される。

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