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オリジナル・モデルのエンジニアが監修

コルグ、ジミヘンがウッドストックで使った伝説的エフェクターを復刻!

2014年03月13日 14時07分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

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Nuvibe

 コルグは3月12日、ドイツ・フランクフルトで開催されている欧州最大規模の楽器見本市「musikmesse2014」にて、モジュレーション系エフェクター「VIBRATO CHORUS EFFECTOR Nuvibe(以下、Nuvibe)」を発表した。発売は5月下旬を予定しており、価格は5万5000円(税抜き)。

 Nuvibeは、米国で開催した野外フェス「ウッドストック・フェスティバル」でジミ・ヘンドリックスが使ったことにより、一躍有名になった日本製のモジュレーション系エフェクターの復刻版だ。オリジナル・モデルは回路設計が正確に把握されていない、パーツの入手が困難などの理由から、数が非常に少ないことでも知られている。

 そこで今回の復刻にあたり当時のエンジニアが監修し、パーツも当時のものをシミュレートしたオリジナル回路を設計。回路は79個のトランジスターを使用したディスクリート構成となっている。これにより、独特の揺らいだサウンドをパーフェクトに再現するという。また、10本のWAVEスライダーを搭載し、ユーザー自身がLFO(Low Frequency Oscillator)波形の生成ができるようになっている。LFO波形の生成により、オリジナル・モデルに忠実なサウンドはもちろん、カスタム・サウンドまで幅広い効果を生み出せる。

 付属品には専用エクスプレッション・ペダルも付いており、独特の揺らぎを足元でコントロールでき、ステージ・パフォーマンスにも対応する。またペダルにはかかと側に踏めばモジュレーション効果をキャンセルできる、「アンラッチ・スイッチ」が搭載されている。

 NuvibeはACアダプター経由ほか、単3形アルカリ乾電池6本で駆動する。乾電池の場合は連続で約4時間使用可能だ。サイズは約幅260×奥行き170×高さ67mmで、重さ約1.5kg。

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