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乾電池6本のみで、真空管を200Vでドライブ!

VOX、フルディスクリート構成のコンパクトエフェクター「Tone Garage」

2013年07月12日 17時45分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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フルレンジブーストのほか、ミッド/トレブル個別でのブーストにも対応したフル・レンジ・ブースター「Flat 4 Boost」

 コルグが、VOX製アナログコンパクトエフェクター「Tone Garage」シリーズの国内販売を開始する。

 回路は、トランジスターや抵抗、コンデンサー、コイルといったアナログパーツによるフルディスクリート構成。エフェクトオフ時は、回路を通さずに原音をそのまま通過させるトゥルーバイパス仕様だ。ON/OFFスイッチには小信号用リレーを使用し、音痩せを抑制しているという。


 同社が「Hi-Volt」と呼ぶ真空管回路技術を採用し、単3電池6本またはDC9Vアダプターのみで真空管(12AX7)を歪ませることが可能。12AX7動作時の電圧は200Vとなっている。ディスクリート回路の20Vという高電圧との相乗効果で、真空管アンプに近いダイナミックなサウンドが実現できるとしている。ボディはアルミダイキャスト製。高い耐久性もポイントだ。

ブリティッシュテイストのオーバードライブ「Straight 6 Drive」。ブライトスイッチを搭載し、ハムバッカータイプのギターでもブリティッシュサウンドの再現が可能としている

「ミッド-シフト・スイッチ」をそなえ、ピーク時のミッド・レンジ帯域を切り替えられるディストーション「V8 Distortion」。アタック感の強いサウンドから、リード向きのサウンドまでを広くカバー

BBD素子(3205)を3つ搭載し、ショート/ロングディレイが使用できるアナログディレイ「Double Deca Delay」。アナログながら、最大900msecというディレイタイムを実現した

ゲルマニウムダイオードに近い特性を持つスペシャルダイオードを回路に採用したオクターブファズ「Trike Fuzz」。1オクターブ上、2オクターブ下までのオクターブ設定が可能だ

 ブースター「Flat 4 Boost」、オーバードライブ「Straight 6 Drive」、ディストーション「V8 Distortion」、アナログディレイ「Double Deca Deley」、オクターブ・ファズ「Trike Fuzz」の5種類をラインアップ。寸法/重量は共通で、約幅87×奥行132×高さ63mm/約420g。

 価格は、Trike Fuzzを除く4機種が1万8900円で、Trike Fuzzが1万5750円。7月下旬の発売を予定している(Double Deca Delayのみ今秋発売予定)。

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