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使ってみなきゃわからない。デル「XPS 11」の素晴らしきモバイル性 第4回

外出先でもガッツリ使えるトップクラスのスタミナ!

WQHD液晶を搭載した「XPS 11」のモバイル性能を検証する (4/5)

2014年04月01日 11時00分更新

文● 高橋量

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バッテリー駆動時間は公称よりも長い約8時間半

 次にバッテリー駆動時間のテスト結果について紹介しよう。XPS 11のバッテリー容量は40Whrで、カタログ上では約8時間の駆動が可能となっている。国内メーカーのPCは、バッテリー駆動時間を計測する際に「JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.1.0)」という基準にもとづいてテストが行われているが、XPS 11ではどのような基準でテストがされているかは公表されていない。ただし、デルのほかのモデルでは「BAPCo」と呼ばれる業界団体の「MobileMark 2012」というベンチマークソフトでバッテリー性能が計測されているため、同じソフトを使用しているかあるいは同等のテストが行なわれている可能性はある。

 それはさておき、実際の駆動時間を検証するためにまずはWindows 8.1の各種設定を以下のように変更した。ある程度バッテリーが長持ちするように、消費電力を控えめにした設定だ。

  • 電源プランを「省電力」に設定
  • ボリュームを50%に設定
  • 液晶ディスプレーの明るさを40%に変更
  • 無線LANとBluetoothはオン、NFCはオフ
  • 液晶ディスプレーの自動調光機能をオフ
  • キーボードバックライトの環境照明センサーコントロールを無効化

 テストに利用したソフトは「BBench」だ。10秒ごとのキー入力エミュレーションと、60秒ごとのウェブアクセスを有効にした上で満充電の状態からテストを開始したところ、約8時間29分でバッテリー残量が5%ととなり休止状態へ移行した。

駆動時間のテストにおけるXPS 11のバッテリー残量の推移

 カタログ上の公称値は約8時間なので、テスト結果では29分も長い結果となった。実際の利用に則した現実的なテストでこれだけ長時間持てば十分だろう。液晶ディスプレーの明るさをさらに落としたり、ネットに接続していない時は無線LANをオフにするなど、より長く駆動する可能性もある。

(次ページ、「XPS 11はモバイル用途に私的なUltrabook」に続く)



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