このページの本文へ

ヘッドホンの性能を引き出す“電流帰還”型ポタアン

2014年02月08日 11時30分更新

文● 鈴鹿 廻

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ヘッドホンの性能を最大限に引き出すことを狙った、“電流帰還方式”採用のポータブルヘッドホンアンプ「電流帰還式ポータブルヘッドフォンアンプ」がビット・トレード・ワンから発売。三月兎2号店などの三月兎各店とRED ZONEにて店頭販売が始まっている。

ヘッドホン本来の性能を引き出せるという“電流帰還方式”採用のポータブルヘッドホンアンプ(完成品)が発売。これまでは工作キット版のみだったため、ハンダ付けが苦手な人には嬉しいニュースだ

 本製品は「LIIE」(Load Impedance Independent Engine Technology)と呼ばれる技術を採用。ヘッドフォンに流れる電流をセンシング抵抗によって測定し、フィードバックする事によってヘッドホンにかかる電力を一定レベルに制御するというもの。これによりインピーダンス変動を抑えることが可能になり、周波数特性に忠実な再生を可能にする。つまるところ、ヘッドホンの性能を最大限に引き出すことを狙った方式というワケだ。

 ちなみに今回発売の製品は、昨年8月に発売された工作キット「電流帰還式ヘッドフォンアンプ AD00031」の組み立て済み完成版。ハンダ付けが必須だった工作キットに手が伸びなかったという人にピッタリなほか、フロントのネジが電池交換を容易にする手回し式に変更されるなど、仕様も一部アップグレードされている。

フロントのデザインが変更され、ネジも手回し式に。電池交換が容易になったのはもちろん、オーディオ用コンデンサーを採用するなど一部変更点もあるようだ

美しいアルミ製筐体など、基本仕様はそのまま。なお、工作キットもそのまま併売されており、こちらは完成版より安価な9980円で購入できる

 対応インピーダンスは16~ 600Ω、最大出力電力は50mW+50mW(16Ω時)。ヘッドホンに合わせて調整可能な6種類の抵抗も付属する。なお、詳しい仕様はこちらのリリースを参照していただきたい。

 三月兎各店とRED ZONEにて、1万6995円で販売中。なお、三月兎2号店では工作キット版を9980円で併売している。

【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン