翻訳ファインダーは
どんな機能だろう?
最後に各機種の機能を見ていくのだが、ハッキリ言ってほとんど同じだ。なにしろ多機能なので、3機種ともスキが無い。シーン設定には多焦点撮影が加わり、ピントを自在に設定可能。画像編集アプリも、細かくて多彩。ただ前述したように「翻訳ファインダー」の有無がある。
そこでAQUOS PHONE Xxの「翻訳ファインダー」を使ってみる。この機能は英語の看板などをリアルタイムで翻訳して日本語を表示してくれる機能だ。カメラのファインダーに表示された英文が和訳され、さらに撮影して原文と翻訳文を保存することも可能。それらの文章をコピーしてメールなどにペーストしてもいい。
ただ長い英文を一気に翻訳する機能ではない。看板や料理のメニューといった、単語レベルで日本語を知りたい場合に効果を発揮する。というわけで最も活躍するのは海外旅行だろう。英字新聞や海外商品のパッケージや説明書を翻訳したが、「なんとなく意味が分かるかな?」というくらいで、英文が一発で訳されるほどではない。機械翻訳レベルと考えれば十分だが、あまり期待し過ぎてもいけない印象だ。
ただし普段ネットの翻訳サイトに、英文をコツコツ入力して翻訳する、という手間を考えれば、翻訳ファインダーですぐにパッと見られるのは魅力だ。翻訳の精度が上がってくればかなり便利になるはずだ。
カメラ比較は総合でも引き分け……
本当に同じ結果になり難しい
今回の勝負は引き分け。たしかに本当に些細な差はあったが、スピードチェック以上に難しい判断になる。「翻訳ファインダー」もキラーアプリというには惜しい感じで決め手にはならない。引き分けというほかない。
次回はAQUOS PHONE比較では最後のスタミナチェック。まさにこのシリーズのもっとも得意とするところだろう。高いレベルでの勝負となるのは間違いなく、意外と3機種には違いもある。このスタミナチェックで決着がつくはずだ。
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