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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第71回

ハイエンドAQUOS PHONE3機種のカメラに違いはある?

2014年02月03日 15時45分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 ドコモ、au、ソフトバンクのAQUOS PHONE3機種を比較し、AQUOS PHONE内での最強を決めるスマホ定点観測。今回はカメラ比較。前回のスピードチェックもあまり大きな差にはならなかったが、カメラではさらに差が小さそう……!?

AQUOS PHONE ZETA SH-01F

AQUOS PHONE SERIE SHL23

AQUOS PHONE Xx 302SH

スペック比較をしてみると
対応機能に若干違いが!

 前々回のスペック&料金比較では(関連記事)、ドコモ「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」が料金面で抜け出し一歩リード。前回のスピードチェック(関連記事)では全5回のテスト中3回で1位を取ったau「AQUOS PHONE SERIE SHL23」が勝利と判断した。

 しかしその内容はあまり差が無い。ソフトバンクの「AQUOS PHONE Xx 302SH」もまったく引けをとっていないため、正直まだまだ互角の印象だ。

 今回はカメラ比較ということで、主なカメラのスペック、機能を比較してみる。ただそれでは差が出にくいのがあらかじめわかっていたので若干比較項目を追加した。

  ドコモ
AQUOS PHONE
ZETA SH-01F
au
AQUOS PHONE
SERIE SHL23
ソフトバンク
AQUOS PHONE
Xx 302SH
カメラ画素数 1630万画素CMOS
(裏面照射型)
1630万画素CMOS
(裏面照射型)
1630万画素CMOS
(裏面照射型)
F値 1.9 1.9 1.9
インカメラ 210万画素CMOS
(裏面照射型)
210万画素CMOS
(裏面照射型)
120万画素CMOS
(裏面照射型)
動画と静止画の同時撮影
シーン設定の有無
露出補正
ホワイトバランス調整
翻訳ファインダー × ×
インカメラ撮影サイズ 4K2K 4K2K フルHD

 こう見るとドコモのZETAとauのSERIEはまったく同じ。実際はSERIEにはauのクラウドサービスとの連携設定があったりと、キャリアによる多少違いはあるのだが、逆にいえばその程度だ。

 一方、ソフトバンクのXxは少し違う。まず、インカメラの画素数が小さく、静止画撮影サイズも小さいのだ。まあこれくらいは気にならないだろうが、目立つ機能が「翻訳ファインダー」への対応だ。これはカメラを使ってリアルタイムで翻訳ができるというもので、実際に実用的であれば目玉の機能になりそうだ。

 以下、実際に使ってみよう。

カメラの起動時間は
ZETAがわずかにリード

 まずはカメラの起動時間チェック。ストップウォッチで3回計測している。その結果が以下の通り。

  ドコモ
AQUOS PHONE
ZETA SH-01F
au
AQUOS PHONE
SERIE SHL23
ソフトバンク
AQUOS PHONE
Xx 302SH
カメラ起動速度 1秒69~1秒75
(ロック画面)
1秒91~2秒03
(ロック画面)
1秒69~1秒99
(ロック画面)
1秒52~1秒92
(ホーム画面)
1秒93~2秒25
(ホーム画面)
1秒97~2秒09
(ホーム画面)

 1位のドコモのZETAは「docomo LIVE UX」ホームのロック画面から起動した場合と、3ラインホームのウィジェットから起動した場合のタイム。どちらで起動しても、わずかではあるが確実に他の2機種より速くなった。

 とくに2秒台になった2機種の場合、体感的にも「ん?」と一拍遅い感じがする。ただし3機種で比較したから分かるのであって、普通に使っていたら遅いとは思わないレベルだ。

撮影間隔はコマ送りで確認
しかしまさかの引き分け!

 次に撮影間隔のチェック。シャッターボタンを押してから次のシャッターボタンを押すまでの時間だ。これは今まではストップウォッチで計測していたが、最近のスマホの多くはとても高速で、手では追いつけない状況が続いていた。そこで今回から動画で撮影し、コマ送りで確認する方法をとってみた。3機種の設定は「おまかせオート」で統一している。

 その結果が以下の表なのだが……。

  ドコモ
AQUOS PHONE
ZETA SH-01F
au
AQUOS PHONE
SERIE SHL23
ソフトバンク
AQUOS PHONE
Xx 302SH
カメラ撮影間隔 0.01秒 0.01秒 0.01秒

 困ったことに、というか当然というか、3機種とも0.01秒で並んでしまった。動画のコマ送りでもここまでの計測が限界。それくらい3機種とも速いのだ。もっともこれくらいのタイムで撮影がバンバンできるわけだから、実用上は3機種とも快適なのは間違いない。このテストは完全に引き分けだ。

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