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iiyama「ProLite T2735MSC」レビュー

マウスコンピューター

27インチもあるタッチディスプレーはどう使えるんだろうか

文●林佑樹

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外観や機能をチェック

 何となくイメージが沸いたところで、ProLite T2735MSCの外観やスペックを見てみよう。スタンドを閉じた状態で、672.5×419×50mm、重量は約8.3kg。上記の通り、パネルは27インチのAMVA+方式のものを採用している。解像度は1920×1080ドット。視野角は上下左右ともに178°、コントラスト比は5000000:1。また応答速度はデフォルトで12ms。GtoG時は5msとゲームにもある程度耐える仕様といえる。特長としては、収納式スタンドがあり、15~70°間で調整することができ、またVESAマウント(100mm×100mm)も備えるため、省スペース環境の構築も視野に入っている作りだ。

 インターフェイスは、HDMI×1、DVI-D×1、D-sub×1、音声入力・出力、USB 3.0×3(1ポートはタッチパネル信号用)。またMHLにも対応している。パネル自体の設定は、本体正面右下にあるタッチボタンで行なう仕様になっており、コントラスト調整やエコモード、オーバードライブはもちろん、カラー調整などが用意されている。

スタンドは背面にあるため、見た目としては巨大なタブレットだ

パネル最前面の強化ガラスは硬度7H。その厚さは2mmと厚めであり、また空気層も厚くなっているため、パネル自体までの距離は遠い。そのため、細かいタッチ操作には不向きだ。あくまで、スタート画面やストアアプリのタッチ操作に向くと思っておいたほうがよいだろう

背面。100mm×100mmのVESAマウントがあるほか、下から見ると各種インターフェイスがある

スタンドは15~70°までに対応。手で押しても動くため、ちょっとした調整が楽だ

設定メニューの代表的なものを撮影したもの。項目、ツリー構造はシンプルなので迷いにくいだろう

 今回は、「ProLite T2735MSC」の基本的な使い方を紹介した。続いては、「ProLite T2735MSC」を2枚使ったマルチモニター環境を試してみる。27型タッチディスプレー2枚で何ができるのか、乞うご期待!

Image from Amazon.co.jp
iiyama 10点マルチタッチ機能対応 AMVA+方式パネル搭載 27インチワイド液晶ディスプレイ ProLite T2735MSC
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