タッチ対応ディスプレー単体で発売されるようになり、選択の幅が増えてきた。単体発売で多いサイズは、21~23インチが多く……といってもまだ製品数は少なく、ノートやタブレット用としての存在だ。そんな中、マウスコンピューターからiiyamaブランドのディスプレー「ProLite T2735MSC」が登場した。27インチで10点マルチタッチに対応したというもので、現時点では数少ない大型のタッチパネルになる。
大きくてタッチ操作ができる。これは意外とイメージが沸きにくい。なぜかといううと、長らくモニターからは1m以上離れましょうだとか、ちょっと離してマウスやキーボードで操作しましょうといった時代が長く、またモニターサイズに合わせて、その距離を調整してきた背景が原因だと思われる。
もちろん、OSの仕様によっても変化する部分だが、24インチのモニターを楽に手の届く距離に置いているユーザーは少ないだろう。そんなわけで、製品紹介はそこそこにしておき、27インチのタッチディスプレーがあるとどうなるのかをチェックしていきたい。
パネルはAMVA+方式でちょっとギラつく
真っ先に書いておきたいのは、見出しの通り、VA方式のパネルであることと、最低輝度でも手に届く距離にあるとけっこう眩しいことだ。スマホ・タブレットのようにフィルムで調整するほかないのだが、そのフィルムは発見できていない。パネルの発色は良好なのでマウス・コンピュータからの発売を期待するほかないといえる。それもあって、現状、個人使用はブルーライトカットなメガネでもないと、長時間の使用は難しく、何も対策をしていない場合は法人用途に大きく傾くだろう。
距離はどれくらいがいいんだろうか
上下の角度は15~70°で変更可能になっており、近い場合は立たせるよりも、少し寝かせての運用だと姿勢、視線的に都合がよくなるだろう。たまにタッチするくらいなら、少し離したところ、ひんぱんにタッチ操作をするのであれば、近づけて倒すといった具合だ。このとき、顔を下に向けるような角度ではなく、ちょっと視線を下げるくらいで見える状態が姿勢的に辛くなくオススメになる。

アクティブウィンドウの切替えやスナップでタッチする程度ならば、このくらいの距離が調整のスタートラインになる

あれこれタッチしたほうが効率がいい場合は写真のように、近づけてノートPCライクな状況にするとよい。ただこの場合は、モニターが立ちすぎなので、もう少し倒したほうが圧迫感は弱くなるだろう

常用は厳しいが、スタンドを完全に収納させるとフラットな状態にもできるため、打ち合わせやビジュアルを見せるときなどに便利
Image from Amazon.co.jp |
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iiyama 10点マルチタッチ機能対応 AMVA+方式パネル搭載 27インチワイド液晶ディスプレイ ProLite T2735MSC |
(次ページ、「27インチあるタッチディスプレーの外観や機能をチェック」に続く)
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