Pioneer製スピーカーで1ランク上のAV機能を実現
LIFEBOOK WA2/Mは、ノートPCながらAV機能が充実しているのも特長だ。光学式ドライブとしてBDXL対応Blu-ray Discドライブを、スピーカーには、Pioneerと共同開発したBox型モデルを採用しており、美しい液晶とあいまって、ワンクラス上の映像とサウンドが楽しめる。特にサウンドは、内蔵するバーチャルサラウンド機能で高品質な音に包まれる感じでナイスだ。音質については、高音が綺麗に伸びていてとても聞きやすいという印象を持った。フルHD液晶ディスプレーという特長を活かし、映画などの映像コンテンツも存分に堪能できるのだ。
キーボード上部に配置されたスピーカー。Pioneerのロゴが音質を保証してくれる
入力しやすく、疲れにくいテンキー付キーボード
キーボードのキーピッチは約18.4mm。キー同士が離れているアイソレーションキーボードを採用し、さらにキー表面を液晶側に向かって傾斜させ、階段状の段差を設けた「ステップ型キートップ」配置としたことで、キー列を間違えず正確にタッチタイピングできるよう配慮されている。また、キートップが凹形状になっている「球面シリンドリカルキートップ」により、キーに指を置いた時に自然にフィットした状態になり疲れにくい。実際に試したところ、ストロークは浅めながら軽いクリック感があり、とてもタイピングしやすかった。
キーピッチが約1.9mmと使いやすいキーボード。「ステップ型キートップ」により、正確なタッチタイプを行ないやすく、「球面シリンドリカルキートップ」によって疲れにくくなっている
テンキー部分では、「00」や「Tab」キーを用意しているため、表計算ソフトでの入力が格段に行ないやすい。自宅で仕事をしたいといった場合だけでなく、家計簿用としても使い勝手がいいのだ。普段使いの1台として安心して使えることを示すポイントだ。
テンキー部分にはTabキーを配置しており、表計算ソフトでの数値入力がとても便利だ
スマホとの連携などユーザビリティも追求
LIFEBOOK WA2/Mは、NFCを搭載しており、EdyやSuicaなどのカードにチャージが行えるうえ、F-LINKというNFC対応スマートフォンからワイヤレスで写真や動画を取り込める便利な機能を備えている。しかも、操作はパームレスト右側に刻印されている富士通のシンボルマークにスマホをかざすだけという手軽さ。スマートフォンがNFCに対応していない場合や、無線LAN搭載のSDHCメモリーカードが使用されているデジタルカメラとビデオカメラからも、無線LAN経由で画像と動画の取り込みも可能となっているのだ。
キーボードの右下側にあるNFCロゴにスマートフォンをかざすだけでデータの転送が行なわれる。簡単すぎて驚くはずだ
取り込んだ画像は、富士通の個人向けクラウドサービス「My Cloud」によって管理される。My Cloudでは、日付や顔検出機能により画像や動画を自動的に整理してくれるため、たとえ画像や動画が多くなっても、簡単に目的のものを探し出せるのだ。さらには、My Cloudで整理されたファイルは、スマートフォンから家庭内はもちろん外出先からもアクセスが可能という便利さ。LIFEBOOK WA2/Mを使うなら、ぜひとも活用したい機能だ。
インターフェースは、USB 3.0端子×4、HDMI端子、Bluetooth 4.0+HS、92万画素ウェブカメラという構成だ。USB 3.0端子の数が多く、しかも左右側面に2ポートずつ配置されているため、空きポート数やケーブルの取り回しを意識せずに済むのがありがたい。また、左側面側にあるUSB 3.0端子のうちひとつは、本体の電源がオフでもUSB接続したデバイスに給電可能だ。ネットワーク機能は無線LAN（IEEE 802.11a/b/g/n）、有線LAN（1000BASE-T）となっている。
左側面。写真左から、有線LAN（1000BASE-T）、HDMI端子、USB 3.0端子×2、マイク／ラインイン／ラインアウト／ヘッドホン端子。USB 3.0端子のうちひとつ（写真右側）は、本体の電源がオフでもUSB接続したデバイスに給電可能だ
右側面。写真左から、USB 3.0端子×2、光学式ドライブ、電源端子、盗難防止用ロック取り付け穴となっている
