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デジカメユーザーに最適!写真加工&保存用ワンパッケージPC「MDV-GZ7200X-SH-AJ」の実力

文●高橋量

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MDV-GZ7200X-SH-AJは、8TB HDDにフルHD液晶ディスプレー付きのパワフルでお得なセット

 「MDV-GZ7200X-SH-AJ」のPCケースは、シンプルなデザインのATXミドルタワーを採用している。フロントパネルにはUSB3.0端子×2とコントローラーカードスロット(SD/MS Duo、microSD)、オーディオ端子類を用意。バックパネルにはUSB3.0端子×2、USB2.0端子×4、有線LAN端子、キーボード/マウス共用のPS/2ポート、オーディオ端子類などが配置されている。背面のファンは12cmで、排熱効率も良好だ。

PCケースにはATXミドルタワーを採用。本体サイズは幅190×奥行き490×高さ410mm

本体前面。フロントパネルには左からマイクロホン端子、ヘッドホン端子、USB3.0端子×2、SD/MS Duo/xD対応コントローラーカードスロット、microSD対応コントローラーカードスロットが配置されている

マザーボードのバックパネルは標準的な構成。USB3.0端子×2やUSB2.0端子×4、有線LAN端子、キーボード/マウス共用のPS/2ポートなどを用意

 CPUはCore i7-4770(3.40GHz)で、チップセットはZ87 Express。拡張スロットは、PCI Express x16が2スロット、PCI Express x1が3スロットある。試用機ではグラフィックボード用にPCI Express x16が1つ利用されている。コントローラースロットは4つで、うち2つ(4GB×2)が利用され、6つあるSerial ATAポートはSSDが1つ、HDDが2つ、光学ドライブが1つの合計4つが利用されている。スロットやポート、さらにドライブベイにも空きがしっかり残っており、購入後に生じがちな拡張したいという要望にも応えてくれるだろう。

本体側面のサイドカバーを取り外すことで内部にアクセスできる

MDV-GZ7200X-SH-AJの内部。3台のストレージと光学ドライブを搭載しているだけあってケーブル類が多いが、比較的スッキリとまとまっている。電源は「80PLUS GOLD」の500W

「GPU-Z」によるGPUの詳細情報。GPUとしてNVIDIA GeForce GTX760(2GB)が搭載されている

 つぎに、「MDV-GZ7200X-SH-AJ」の特徴の1つであるストレージを見てみよう。システム用(起動ドライブ)にはIntel SSD 530シリーズの120GBモデルが1台、データ保存用には4TB HDD(5900回転)が2台となっている。これだけの容量があれば、ファイルサイズの大きいRAW画像を大量に保存しても当面は十分だろう。光学式ドライブはBDドライブで、マルチカードリーダーも内蔵しているので、写真データのやりとりにも便利そうだ。

「CrystalDiskInfo」によるSSDとHDDの詳細情報

各ストレージのパーティション構成

各ドライブの空き容量の状況。システム用SSDのCドライブは72.5GBで、データ保存用のHDD(G、Hドライブ)は3.63TB

 OSは、Windows 8.1(64ビット)だ。写真加工用PCならWindows 7で十分と思うかもしれないが、写真を保存するファイルサーバーとして使うのであればWindows 8以降が絶対にお勧めなのだ。その理由は、後半で説明しよう。

 セットのディスプレーは、フルHD(1920×1080ドット)対応の23型IPS液晶「iiyama ProLite X2382HS」だ。加えて、USB接続のキーボード/マウス、パッケージ版の「Adobe Photoshop Elements 12 & Adobe Premiere Elements 12」が用意されている。必要なものはひと通りそろっているので、買ったその日からすぐに写真加工を始めることが可能だ。

付属の液晶ディスプレーとキーボード、マウス

簡単操作で多彩な加工ができるフォトレタッチソフトの最新版「Adobe Photoshop Elements 12」

プロ並みの動画を手軽に作れる動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 12」

(次ページ、「写真編集はもちろん最新3Dゲームも快適に動く!」に続く)