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NVIDIA GeForce GT 740Mを載せた超ホームノートPC級のパワフル仕様

FF14もサクサク楽しめる15.6型ノートPC「Endeavor NJ5900E」

2013年10月15日 11時00分更新

文● 三田沢カケル 写真●篠原孝志(パシャ)

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Endeavor NJ5900E

Windows 7も選べる幅広いBTOメニューを用意

 エプソンダイレクトのノートPCといえば、実用性重視で“ビジネス向き”の製品が多いという印象が強いだろう。今回紹介する「Endeavor NJ5900E」も、そんなイメージ通り、外見はあくまで“手堅い”ノートPC。15.6型のノングレア・フルHD液晶に、テンキーが備えられたキーボードを搭載している。

 長時間のオフィス作業でも目が疲れにくく、表計算ソフトなどでのデータ入力もしやすいという実益を兼ねた、ビジネスユースをよくわかっている基本設計が詰め込まれている。もちろん、ボディカラーは黒。どこから見ても正統派、いたって“まじめ”なノートPCといった趣きである。

エプソンダイレクトの「Endeavor NJ5900E」は、最新CPUとGPUとの強力コンビによる高性能が魅力。もちろん、BTOで構成のカスタマイズも可能。基本構成価格は9万8070円

テンキーを備えながらも、キーピッチは約19mmとゆとりがある。広々とした、マルチタッチが可能なタッチパッドも使いやすい

右側面にはUSB3.0が1基、USB2.0が1基と、ヘッドホン出力、マイク入力、セキュリティーロックスロットを装備。加えて、光学ドライブも搭載している

左側面にはHDMI、VGAの両出力、LAN端子、USB3.0ポートに加えて、USB3.0/eSATAのコンボポートを備える

 とはいえ、「Endeavor NJ5900E」はまじめなだけが取り柄のモデルではない。強力なGPU「NVIDIA GeForce GT 740M」(以下、GT 740M)を搭載しているのも本製品の特徴。動画の編集や3D表示のゲームなども軽快に動作する。なお、本製品では、NVIDIA Optimus テクノロジーを搭載しているため、GT 740MとCPU内蔵3Dグラフィックスが状況によって切り替わる。グラフィック処理の負荷が少ない状況では、内蔵3Dグラフィックスに切り替え、消費電力を抑えられるというわけだ。

 一方で、本製品ではBTOで選べるすべてのCPUが、第4世代インテル Core iプロセッサーを採用しているため、ワードやエクセルでの作業は当然として、動画の鑑賞などの用途でも、十分にこなせるだけの基本性能がある。また、ディスプレイには、高精細かつ目が疲れにくいノングレアフルHD(1920×1080ドット)液晶を採用し、さらにグラフィックス機能が強化された“贅沢”なマシンなのだ。では「それを一体何に使うのか?」と問われれば……ゲームしかないでしょう!

 というわけで今回のレビューでは、「Endeavor NJ5900E」で最近のゲームを動かして、はたして快適に遊べるかどうかをチェックしていきたい。しかし、その前に、まずは本製品のBTO構成について説明しておこう。

 本製品のBTOメニューでは、まずはOSを選択したのち、CPU、メモリー、ストレージなどの幅広いカスタマイズが可能だ。OSはWindows 8だけでなくWindows 7も選べるので、やはり使い慣れたWindows 7がよいというユーザーには安心だろう。

選択できるOSの種類
Windows 8 Pro 64ビット版
Windows 8 64ビット
Windows 7 Professional 32ビット版 SP1(Windows 8 Pro 64ビット版ダウングレード)
Windows 7 Professional 64ビット版 SP1(Windows 8 Pro 64ビット版ダウングレード)
Windows 7 Ultimate 32ビット版 SP1
Windows 7 Professional 32ビット版 SP1
Windows 7 Home Premium 32ビット版 SP1
Windows 7 Ultimate 64ビット版 SP1
Windows 7 Professional 64ビット版 SP1
Windows 7 Home Premium 64ビット版 SP1

 OSに続いて、CPUのグレードとメモリーの容量を決めることになるが、快適なゲームプレイにはなんといってもこの2つが重要。まずCPUだが、2コア4スレッドのCore i3-4000M(2.4GHz)から、4コア8スレッドのCore i7-4900MQ(2.8GHz)まで選択できる。一方のメモリーの容量は、4GBから16GBまで選択可能だ。ほかにも、通信機能ではオプションでIEEE802.11ac(Draft)+Bluetoothも選択できるなど、とことんパフォーマンスを追求できるBTOのメニューの充実ぶりだ。

選択できるCPUの種類
インテル Core i3-4000M(2.4GHz)2コア4スレッド
インテル Core i5-4200M(2.5GHz)2コア4スレッド
インテル Core i7-4700MQ(2.4GHz)4コア8スレッド
インテル Core i7-4800MQ(2.7GHz)4コア8スレッド
インテル Core i7-4900MQ(2.8GHz)4コア8スレッド
選択できるメモリーの種類
4GB(4GBx1)PC3L-12800 DDR3L SDRAM
4GB(2GBx2)PC3L-12800 DDR3L SDRAM
8GB(4GBx2)PC3L-12800 DDR3L SDRAM
8GB(8GBx1)PC3L-12800 DDR3L SDRAM
16GB(8GBx2)PC3L-12800 DDR3L SDRAM

 なお、今回のレビューで試用したマシンは、CPUにCore i7-4900MQ、メインメモリーは16GB、さらに256GBのSSDを搭載する「最大構成」である。おもなスペックは以下の通りだ。

試用機のおもな仕様
OS Windows 8 Pro 64ビット版
CPU Core i7-4900MQ(2.8GHz)
メモリー 16GB(8GB×2)DDR3 1600
グラフィック NVIDIA GeForce GT 740M 2GB+CPU内蔵3Dグラフィックス(インテル HD グラフィックス 4600)※NVIDIA Optimus テクノロジーにより自動切り替え
ストレージ SSD 256GB(MLC)シリアルATA 600MB/s
ディスプレイ 15.6型 フルHD液晶(1920×1080ドット)
光学ドライブ DVD-スーパーマルチドライブ
無線通信 IEEE802.11ac(Draft)/a/b/g/n準拠無線LAN+Bluetooth 4.0モジュール
バッテリー駆動時間 約6.5時間
サイズ 幅374×奥行き252×高さ30~35mm(突起部除く)
重量 約2.5kg(バッテリー含む/基本構成時)

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