実は戦略が一番大事な奥深いレースだった！
とはいっても、なかなか思い通りにスピード調整ができずに、筆者を含めてみんなが四苦八苦。クルマは速く走らせるよりもこういう制限のある走り方が一番難しいのである。ただし、3回まで3分15秒を切っていいというルールがある。シューティングゲームのボムのような、ここぞというときに使える権利だ。しかし、筆者がうっかり3分14秒で走ってしまったために、残り2回に。
第2走者のイッテツパパは低速走行のストレスに耐えきれずに、大人げなく全開走行。2分46秒というベストタイムを記録してしてしまった。最後の1回は誰が使うかを議論していたタイミングでYK3が間違って3分13秒で通過してしまい。われわれのボムはすべてなくなってしまった。
走行順番はこのとおり。だが、走行開始時間を間違えるという致命的なミスを犯した電アスレース部
今走っている人は3分15秒を切らないか、しっかりモニターで監視
当然IT系編集者が集まっているので、机の上はデジタルガジェットばっか
マスコットのイッテツ君は、ほかのお客さんからも可愛がられていた
いつピットインするかはおおよその時間を決めていたが、実際に入るタイミングでコ・ドライバーからクルマのBluetoothとスマホを繋いで、ピットにいる人に電話をかけるという作戦を取った
ママチャリGPのときと違って、ちゃんとピットレーンで待機しててくれるのはウレシイ！
パドックにはヨコハマが独自開発したEVの展示もあった
一時期はなんと総合11位を走行していた電アスレース部
ダンゴやキュウリの浅漬けなどがもらえた。ホスピタリティーもバッチリ。フリーキュウリだったので、ひとりで複数本食べる猛者も
なお、3回目以降に規定タイム以下で走った場合、ペナルティーが10点加算されるので、それ以降は、皆かなり慎重な走りになった。
それからは無事に3分15秒を切ることなくチェッカーを受け、なんと……
クラス優勝！
という栄冠を手にしたのだった。電アスレース部、初の快挙である！
最終的な成績としては以下の通り、ポイントが少ないほど上位ということになる。
- 予選：32位 2.2P
- 決勝：32位 32P
- 燃費：58位 69.4P
- IS300hクラス：優勝
- 総合結果：47位 103.6P
クラス優勝をはたし、たくさんのプレゼントをゲット！ お米はスタッフで美味しくいただきました！
はい、ここでネタバラシ。電アスレース部は「IS300hクラス」のチャンピオンになったわけだが、このクルマで参加しているのはわれわれしかいなかった、というオチでした……。いや、でも勝ちは勝ち、勝てばよかろうなのだー！
エコカーカップは、燃費や規定タイムがあるが、FSWの国際コースをそこそこの速度で安全に走れて、頭脳ゲーム的な側面もある楽しくて奥が深いレースであることが実感できた。ハイブリッド車であればなんでも参加できるので、ぜひハイブリッド車オーナーは出てみることをオススメする。電アスレース部も連覇を狙って次も出たいな～と計画している。
次のページからは参加者全員の感想を掲載する。
