店頭販売向け「SVD13219CJW」
「VAIO Duo 13」標準仕様モデルの基本性能をチェック
2013年07月22日 08時00分更新
ベンチマークで標準仕様モデルの基本性能をチェック
続いて、VAIO Dup 13のベンチマーク結果を紹介しよう。テストを行なうにあたっては「VAIOの設定」から動作モードを「パフォーマンス優先」に設定。ウィンドウズの電源プランは「バランス」だ。
まずはウィンドウズの快適さを表わす指針「Windowsエクスペリエンスインデックス」から。
CPUの性能を表わす「プロセッサ」は「6.9」、メモリ性能の「メモリ」は「5.9」、デスクトップの描画性能を表わす「グラフィックス」は「5.8」、ゲームなどの3D描画性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」は「6.5」、ストレージの性能を表わす「プライマリ ハードディスク」は「7.8」という結果になった。
もっともスコアが低いのは「グラフィックス」の「5.8」だが、デスクトップの描画に関する部分なので、標準的な使い方にはあまり影響ないだろう。「メモリ」の「5.9」もやや低めだが、容量が4GBであることを考えれば妥当なスコアだ。
逆にスコアが高い部分を見てみると、「プライマリ ハードディスク」が「7.8」とダントツだ。SSDのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」でも、シーケンシャル/ランダムともに優れた結果が出ている。最近のPCでは、ストレージ性能が全体的な快適さに大きく影響する。これだけのスコアであれば、当分はWindows8を快適に利用できるだろう。
「PCMark Vantage 1.2.0.0」と「PCMark7 v1.4.0」でマシンの総合的なパフォーマンスを計測してみたところ、「PCMark Vantage」で「12145」、「PCMark7」で「4345」という結果だった。それほど高いスコアではないが、まず妥当なところだろう。実際にアプリの起動やファイルのコピーを行なっているが、全体的にレスポンスは良好で、遅くてイライラさせられる場面はなかった。
収録ソフトも一部変更あり
VAIO Duo 13では、Windowsストアアプリがいくつか追加されている。VAIO Duo 11にはなかったもので、新たに追加されたのは以下の7本だ。
- mora ~“WALKMAN”公式ミュージックストア~
- セキュリティ脅威マップ
- CamScanner
- ArcSoft Camera for VAIO
- nissen Smart Catalog
- シュフーチラシアプリ
- Yahoo!オークション
このうち特に便利だと感じたのは、内蔵カメラをスキャナのように使える「CamScanner」だ。VAIO Duo 13のアウトカメラで書籍のページや書類を撮影すると、向きや色合いを自動調整した上でPDFで保存できる。スマートフォンやタブレット向けにアプリが公開されているので、知っている人もいるだろう。本体を持って書類を撮影するのはややコツがいるが、スキャナが不要になるのは便利だ。
そのほか、「Office Home and Business 2013」や「Photoshop Elements 11」、「筆まめ」といったソフトもプリインストールされている。ソフトを個別に購入するよりもはるかに安く手に入るのでお得だ。
標準仕様モデルはお得感満点
VAIO Duo 13標準仕様モデル「SVD13219CJW/SVD13219CJB」のスペックは標準的でまずまずのパワーといったところだが、さまざまなソフトがプリインストールされているという点でお得感が高い。ショップによっては新たにポイントがたまたり、ためたポイントを使うなど、さらにお得に購入できる場合もある。トータルでのコストパフォーマンスを求める人にオススメのモデルだ。スペックが固定されているため、パワーユーザーには少々物足りなく感じるかもしれないが、パワーが必要な人はパーツ構成を自由に選べるVAIOオーナーメイドモデル「SVD1321A1J」という選択肢もありだろう。
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