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Haswellで組む自作PCレシピ 第3回

フォームファクターから選ぶHaswell対応マザー【Mini-ITX編】

2013年07月11日 12時00分更新

文● 山県

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小型ながらパワフル
構成次第で十分メインPCにもなる

 ここからは、現在購入可能なMini-ITXのHaswell対応マザーボードを紹介する。選べるモデルは全部で9製品。ひと昔前の、ただ小さかったというMini-ITXのイメージは今や完全になくなり、いずれも構成次第では十分メインPCにもなり得るしっかりとした製品が多い。セカンドPC用に組めば、贅沢な1台が組みあがることだろう。

ASRock「Z87E-ITX」
実売価格:約2万3000円

Haswell対応のMini-ITXマザーとしては全メーカー中1番のハイエンドモデル。SSD用のmSATAスロットやインテル製ギガビットイーサネット、6ポートのSATA3.0そしてWi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac draft)+Bluetooth v4.0オンボードという高機能ぶりだ

ASRock「H87M-ITX」
実売価格:約1万3000円

価格およびスペックともにバランスの取れた1枚。グラフィック出力機能にはDVI-D/D-sub/HDMIを標準装備。もちろんPCI Express(3.0) x16スロットにビデオカードを増設すればしっかりゲームシーンにも対応してくれる。チップセットはH87だ

ASRock「B85M-ITX」
実売価格:約1万700円

チップセットにB85を採用する廉価なモデル。コスト優先で小型のHaswellマシンを組む際には有力な選択肢となる1枚。I/O部に用意されたDVI-D/D-sub/HDMIを利用したCPU内蔵のIntel HD Graphics 4600で十分だろう

ASUSTeK「H87I-PLUS」
実売価格:約1万5000円

現時点では同社唯一のHaswell対応のMini-ITXマザー。H87チップセットのため、CPUやメモリーのOCはサポートしないが、ビデオカードを増設すればゲーミングPCのベースとしても通用する。ギガビットイーサネットにはインテル製を採用する

GIGABYTE「GA-Z87N-WIFI」
実売価格:約1万6000円

Z87チップセット採用でギガビットイーサネットはインテル製を2基搭載。さらにWi-Fi(802.11 b/g/n)+Bluetooth v4.0に、8チャンネルサウンドと価格を考えれば非常にお買い得度満点な1枚。HaswellでMini-ITXを考えているなら最有力の1枚だろう

GIGABYTE「GA-H87N-WIFI」
実売価格:約1万4000円

前述の「GA-Z87N-WIFI」のチップセットをH87に変更した、こちらも高機能でお買い得度の高いモデル。CPUを「K」なしにするなら、こちらでも十分なスペックを搭載している。とはいえ「GA-Z87N-WIFI」との価格差が少ないため迷いどころではある

MSI「Z87I」
実売価格:約1万7000円

Z87チップセット採用の上位モデル。CPUコアのチューニングやDDR3-3000MHzのオーバークロックメモリーに対応しており、コンパクトかつハイパフォーマンスなPCに最適。Wi-Fi(802.11 b/g/n)+Bluetooth v4.0やデュアルギガビットイーサネットもサポートされる

MSI「H87I」
実売価格:約1万4000円

H87採用で基本に忠実。Intel Wireless Display(WiDi)対応のWi-Fi(802.11 b/g/n)+Bluetooth v4.0や、HDMI/DisplayPort/DVI3系統のディスプレー出力を装備。品質規格は「ミリタリークラス4」に準拠する手堅い作りだ

ZOTAC「H87ITX-A-E」
実売価格:約1万4000円

Mini-ITXを得意とするZOTACから発売中のH87採用モデル。スペックの割りには価格が抑えられたのが特徴だ。オススメは同社から発売中のシュート基板採用ビデオカードと組み合わせたゲーミングモデル。ハイエンドなマシンが構築可能だ

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