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Haswellで組む自作PCレシピ 第3回

フォームファクターから選ぶHaswell対応マザー【Mini-ITX編】

2013年07月11日 12時00分更新

文● 山県

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いろいろ選べる個性豊かな
Mini-ITX対応のPCケース

 マザーボードは決まった。でもPCケースは? という人にオススメの製品を紹介しよう。最近はMini-ITX対応PCケースは種類が非常に豊富で、秋葉原のパーツショップでも所狭しと陳列されている。外観デザインはもとより、内部の仕様も製品によって実にさまざま。自分の用途にあった1台を見つけていただきたい。

ATXやMicro対応の製品と異なり、外観デザインや内部の仕様も製品によって実にさまざま。PC自作の醍醐味が味わえるのもMini-ITXの特徴かもしれない

アビー「acubic E70」
実売価格:約3万円

厚さ2.0㎜の国産アルミ合金を採用したフロントパネルに、無垢のアルミニウムを磨き上げたような質感と輝きを放つ化研アルマイト加工を施した高級モデル。「デスク上のスペースに設置する」がコンセプトの製品。電源は150WのACアダプターだ

Thermaltake「SD101」
実売価格:約1万3000円

80PLUS BRONZE認証済みの180W電源を標準装備。フロントおよびサイドパネルは通気性に優れたメッシュ構造を採用し、ベイ数は5インチ×1、2.5/3.5インチシャドウ×1まで搭載可能

Cubitek「Mini-Cube」
実売価格:約1万5000円

HDD搭載スペースおよび配線スペースとして、マザーボードトレイ裏面のスペースを確保しているのが特徴で、3.5インチHDDであれば最大3台、2.5インチHDDであれば最大5台と豊富に搭載できる。ケース素材はアルミ製

オリオスペック「ZNSC-400P」
実売価格:約2万円

NASにも最適なリムーバブルベイ搭載済みのMini-ITX対応ケース。電源容量は240W。リムーバブルベイのほか2.5インチシャドウベイ×1基を備える。2ベイモデル「ZNSC-200P」(2万1800円)もラインナップする

SilverStone「Milo SST-ML05B」
実売価格:約7000円

販売価格が約7000円と安価なHTPC向けPCケース。「AVラックや薄型テレビとの調和が取りやすい」デザインがウリ。電源ユニットはSFX規格に対応。コンパクトデザインながら、2.5インチシャドウベイ×4を備え、さらに多目的ブラケットを使用することでスリム型光学ドライブ、3.5インチドライブ×1、2.5インチドライブ×2、120mm口径ファン×1のいずれかひとつを搭載できる

BitFenix「PRODIGY」
実売価格:約1万2000円

Mac Proのようなデザインを採用。カラーバリエーションモデルが増加し、計8モデルを展開する。本体サイズが250(W)×359(D)×404(H)mmと、Mini-ITX対応PCケースとしてはやや大きめの部類ながら、そのデザインと豊富なカラーバリエーションから人気モデルのひとつだ

Lian-Li「PC-Q27」
実売価格:約1万円

既存の「PC-Q07」をベースに搭載ギミックを一新、デバイス数も強化したモデル。サイドパネルの固定はネジ1個で固定する仕組みで開閉は容易。電源ユニットは奥行き180mmまでのATXモデルに対応する

In Win「H-Frame mini」
実売価格:約2万6000円

COMPUTEX TAIPEI 2013でも展示されたアルミ製フレームで構成されるユニークデザインのPCケース。7月中の発売が予定されている。高価ながら外観のインパクトは十分。発売されれば人気となりそうな製品だ

スペック的には十分
たかがMini-ITXと侮るなかれ

 Mini-ITXというと、どうしてもサブやセカンド向けPC用のフォームファクタと考えがち。ATXやMicro ATXマザーボードに求める「メインPCの役割を負わせるのはちょっと」という人も多いはずだ。

 しかし、昨今のMini-ITX対応マザーは思っているほどスペック的に非力でもなく、コストも低価格化が進んでいる。数年前のPCと置きかえることを考えれば、そのパフォーマンス向上は大きく、かつ省スペース化にも貢献してくれる。

ショップに展示中のMini-ITX対応マザーボード。サイズはもちろん、オンボードデバイスや拡張スロットなどをしっかり確認し、自分が使う場合を想定してほしい

 想像してもらいたい。あなたの足元やデスクトップ上にあるATXケースが小型のMini-ITXサイズになったところを。少しは興味が湧いてきたのではないだろうか。まずは「パーツショップで眺めてみる」といったところからでも、スタートしてみるといいかもしれない。

 全3回にわたり、Haswellで組む自作PCのオススメパーツを紹介してきた。これで、自分にピッタリの製品が大分絞り込めたのではないだろうか。あとは実際に秋葉原のショップに足を運び、読者それぞれのベストバイを決めてもらいたい。

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