to B製品でPCメーカーは生き残れるか?
追い詰められたPCメーカーだが、光明がないわけではない。
可能性のひとつは、法人向けサーバー需要だ。デルは中小企業向けに統合型サーバー「パワーエッジVRTX」をリリース。PCが頭打ちになるなか、サーバー向け製品で巻き返しを図る。
だが、道のりは険しい。
調査会社のMM総研によると、2012年度の国内サーバー出荷台数は前年度比マイナス4.2%の51万2854台だったという。出荷金額こそ2.3%増の2162億円だったが、厳しい数字なのは間違いない。
もうひとつチャンスがあるとすれば、それは「ウィンドウズXP」のサポートが切れる2014年4月だ。
しかし、スマホやタブレットへのシフトはすさまじいスピードで進んでいる。1年後にPCを一切使わない会社が登場していても、誰も驚かないだろう。