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声でスパッと操作! スマホとの連携も快適

スマートビエラFT60は開けゴマ!的な気持ちいい操作感を提供する

2013年06月04日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部、出演●遠藤諭

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番組視聴を中断せず、検索画面を呼び出せる!

 FT60を使用する中で、スマートテレビの肝になるポイントにも気付いた。それはネット接続がどんなに便利でも、テレビはテレビであるという当たり前の事実だ。

大画面だからウェブブラウザーも見やすい。そしてテレビ番組を見ながらのブラウジングができる!

 これは簡単に言うと、それぞれのアプリを呼び出す動機が常にテレビ番組の視聴にひもづいているということでもある。例えばブラウジングができるテレビで、ネット検索をしたいと思うのは、テレビ番組を見て、その中に登場している俳優や監督の情報、その作品の背景といったものではないだろうか。情報番組であれば店や商品の情報、旅番組であれば行き先の地図や天気といったものかもしれない。

 TwitterやFacebookを使って情報を共有する場合でも、多くはテレビ番組を見てその感想をリアルタイムに書くだろう。しかし多くのスマートテレビでは、アプリを呼び出した途端に放送中のテレビ番組は隠されてしまう。

 パナソニックのスマートビエラが素晴らしいのは、テレビ番組の視聴を阻害せず、こうした付加機能が利用できる点だ。

マイホーム画面。テレビを視聴するための画面を大きく確保している。

 「マイホーム」画面と呼ばれる、スマートテレビの機能を活用するためのインターフェースでは、テレビの領域が大きく確保されているほか、ブラウザーを起動しても必ず視聴中の番組が表示されるよう工夫されている。

 カスタマイズ性が高く、用途や利用頻度に応じて必要なものを分かりやすい場所におけることの便利さはもちろんだが、スマホやタブレットでしていたことを単にテレビに置き換えるのではなく、テレビを視聴しながらしたいことを手軽に実現できるという点にマイホーム画面の使いやすさがある。

最大7つを登録できる「マイホーム」画面が便利!

 「マイホーム」画面とは、スマートビエラが持つ、カスタマイズ可能なホーム画面のこと。家族一人ひとりや用途に合わせた画面を最大7種類まで登録できる。

テレビのホーム。録画一覧やアクトビラに加えて、裏番組表などを一画面にまとめている

ネットのホーム。ブックマークやSNS、YouTubeなどが配置されている。

 標準では、画面分割で裏番組などを同時表示する「テレビのホーム」、天気予報やメモなどを設定できる「くらしのホーム」、ネットのよく見るサイトを一覧表示する「ネットのホーム」の3種類を用意。ここに壁紙やテレビ画面の周囲に配置するアプリ(カレンダーやYouTube、Hulu、Skypeなど)、ウェブサイトのブックマークなどを自由に配置できる。

FT60は外付けだが、プラズマのVT60は上部にカメラも内蔵する。Skypeやビデオメッセージの保存はもちろんだが、顔認識で自分が設定したホーム画面を表示できるという使い方も。

 なお、FT60に専用のコミュニケーションカメラを追加すると、顔認識機能も使える。家族の顔を登録しておけば、その人が登録したマイホームを自動的に表示できる(プラズマのVT60では本体上部に内蔵)。マイホームに登録したホーム画面はひとつを複数人で共有することも可能で、ユーザーごとにカスタマイズしたメニューを使うだけでなく、朝はスケジュール表や地図といった情報系のもの、昼はレシピといった具合に時間帯に応じた分け方や、スポーツ番組や映画など視聴するものに応じた分け方など色々な工夫ができる。

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