多機能なのに、使わないなんてもったいない!
画面と人間の関係性が、この4~5年で大きく変化した。
きっかけはスマートフォンやタブレットの大きな普及だ。タッチ操作でアプリを起動し、コンテンツを存分に楽しむ。それはネット上から配信されてくることもあるし、内蔵のカメラで撮った写真やメモリーカードに入れた動画である場合もある。
デジタルデータが様々な形で1台の端末に収まり、それをタッチで気軽に呼び出す。画面はただ眺めるものから直感的に操作し、働きかけるものに変わった。
これはスマホやタブレットよりもずっと大きなテレビの画面にも影響を及ぼした。いまや薄型テレビは当たり前のようにネットにつながる機能を持ち、テレビ番組だけでなく、家庭のLANにつながった様々なAV機器やHuluやアクトビラといったVOD、YouTubeやUstreamに代表される動画配信サイト、そしてSkypeのようなテレビ電話といった多彩な機能を楽しめる窓となっている。
“スマートテレビ”が登場した経緯は、要約するならこういう流れだ。スマホやパソコンとの垣根も取り払われつつある。