ワンセグの感度&スタミナ勝負では
AQUOS PHONE Xxが圧倒的な強さ
まずはワンセグ比較。いつものように筆者の自宅にロジテックのホームアンテナ「LDT-ANT1BK」を設置し、半径約1.5mのワンセグエリアをつくり、スマートフォンを少しずつ遠ざけながら受信感度を見る。
AQUOS PHONE Xxは内蔵式のアンテナなのでそのまま、ARROWS Xはアンテナを最大にまで伸ばしている。STREAM Xはワンセグ非対応なので当然テストは不可。視聴するチャンネルはNHK総合だ。
ARROWS X | AQUOS PHONE Xx | STREAM X | |
---|---|---|---|
アンテナ形状 | ホイップ式 | 内蔵式 | ― |
視聴感度 | 1.7m | 2.5m | ― |
その結果、AQUOS PHONE Xxが高い受信感度を示した。ARROWS Xは標準的な受信感度のようだ。どちらもホームアンテナに近いところでも途切れることが多く心配したのだが、「見られない」というレベルにはなかなか達しない。まずはAQUOS PHONE Xxがリードである。
ワンセグを長く見られるのも
AQUOS PHONE Xx
続いてワンセグの視聴時間をチェックする。同じくNHK総合を視聴し続けて、終了した時刻と、バッテリーの残量をチェックする。音量は中くらいに固定し、画面の明るさは自動調節、GPSはオン、Bluetoothはオフ。バッテリーの消費経過のチェックにはアプリの「Battery Mix」を使用している。公式スペックではAQUOS PHONE Xxの視聴時間が飛び抜けて長いが、実際はどうだろうか。
ARROWS X | AQUOS PHONE Xx | STREAM X | |
---|---|---|---|
公式スペック | 4時間30分 | 12時間 | ― |
連続視聴時間 |
4時間30分 +残量1% |
12時間25分 +残量10% |
― |
実測値も公式スペックに近い結果となった。AQUOS PHONE Xxが、12時間25分も視聴が可能で、さらにそこからバッテリー残量が10%残る圧倒的な強さ。本連載中でも最長記録だ。
一方のARROWS Xは公式スペックとほぼ同じ。歴代比較機種ではHTC J butterflyと並んで視聴時間は一番短くなった。ただしバッテリー残量が1%残っているので、メールチェックや緊急時の通話はできそうだ。
“2日持つ”を謳う機種だけあって好結果のAQUOS PHONE Xxだが、続いてYouTubeの連続視聴ではどうだろうか?
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