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行楽地でも困らない? なくした、壊した スマホトラブル解決法 第3回

スマホ使いは抑えたい! 7つのセキュリティー“落とし穴”

2013年05月02日 12時00分更新

文● 正田拓也

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Q6:スマホが突然故障! 電話帳や写真データを救うには?

A:同期サービスやクラウドを日常的に使いこなす方向がベスト

iPhoneはiCloudと情報を常に同期できるのですぐPCから情報を参照できる

iPhoneはiCloudと情報を常に同期できるのですぐPCから情報を参照できる

 PCとは異なり、内蔵ストレージが一体化しているスマホの場合、電源が入らないなどの故障が発生したらデータを取り出すのは難しい(PCならHDDだけ外して別のマシンに接続する、という手もあるが)。このため、常日頃のバックアップはとても大事だ。

 iPhoneならPCに接続し、iTunesでほとんどのデータの同期が簡単に行なえるが、今ならiCloudでクラウドと同期したほうが便利だ。Mac OSならiPhotoの設定、WindowsマシンならiTunesに加えてiCloudコントロールパネルをインストールすると、写真まで簡単に同期できる。

 AndroidはもともとGoogleアカウントで動作しているが、電話帳やスケジュールなどはGoogleのアプリで登録すれば、Googleアカウントに紐づけて保存される。バックアップというよりも、クラウド化によって複数の端末から情報の出し入れが可能になり、いつでも参照できるというメリットも生まれてくる。

 このほかにもバックアップや同期の方法は、アプリを使ったもの、そしてmicroSDカードに保存するものなど多数ある。突然の故障などトラブルが起こる前にデータのクラウド化を進めておきたいところだ。

Q7:「実質0円」スマホも料金を滞納するとローンが組めなくなる?

A:可能性が高い

 スマホの分割払いは立派なローンであり借金だ。滞納すれば、自分の信用情報に傷が付く。将来、ローンを申し込むときに影響がある場合も出てくる。

 これは「実質0円」をうたうスマホも同様。通信料金と相殺されてはいるが、月々支払っていることには変わりがない。つまり料金を滞納すれば、ローンを滞納したことになる。

 そうすると、5年間は指定信用情報機関のデータベースに「滞納した」という情報が登録され、クレジットカードが作れなかったり、ローンを組めなかったりといったことになる可能性がある。

事前の準備と適切な対応でトラブルを乗り切れ!

 これまで3回に渡って特集してきたが、結局のところ、スマホの故障や紛失、セキュリティー対策は事前の準備にすべてかかっている。また、トラブルの際には慌てず、適切な対応をすることが重要だ。そこで最後に、スマホ使いが頭に入れておくべき“7つの心得”を紹介して締めさせていたきたい。

スマホ使いが頭に入れおくべき7つの心得

  • 端末のパスコードロックは絶対かける!
  • 位置検索サービスの設定は事前にする!
  • スマホ購入時に有料の補償サービスへ加入!
  • なくした場合は、まず回線とおサイフケータイを停止!
  • なくした場所に心当たりがあるならすぐ問い合わせを!
  • データの同期設定は忘れずに!
  • セキュリティーアプリは信頼できる会社が提供するものを選べ!

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