韓国大手のLGエレクトロニクスは、日本でも「Optimus G」や「Optimus Life」、「Optimus Vu」とハイエンドモデルから大型端末、エントリーモデルまでラインナップを幅広く用意しているメーカーだ。MWC 2013ではグローバルモデルをなんと7機種も展示していた。すでに発売済みのものもあるが、特に注目したいモデルを中心に紹介しよう。
日本でも発売予定だがちょっと違う「Optimus G Pro」
日本ではドコモから4月に発売が予定されている「Optimus G Pro L-04E」。そのグローバルモデルがコレなのだが、ドコモ版がディスプレーサイズが5型なのに対して、こちらはなんと5.5型と大きい。1080×1920ドット(400ppi)の解像度は同じなのだが、なんとなく損した気分……。また、バッテリー容量もドコモ版の3000mAhに対して、グローバル版は3140mAhとこれまた微妙に容量が違う。
現在発表されているスペックは、1.7GHz動作のクアッドコアCPUにRAMが2GB、内蔵ストレージが32GB、リアカメラが1300万画素、フロントカメラが210万画素、OSはAndroid 4.1が採用される。また、サイズは約76.1×150.2×9.4mmと、ドコモ版の厚さ約10mmに比べ若干薄い。つまり、同じ名前で似たようなスペックだが別のスマホと言ったほうがいいかもしれない。
これも日本版と微妙な差がある
「Optimus G」
2012年のドコモとauの秋モデルとしてデビューした「Optimus G」。ワンセグや赤外線、おサイフケータイといった日本市場向けの機能がすべて入ったオールインワンモデルだった。こちらはグローバル版だが、日本仕様が搭載されていないぶん、サイズ的には若干小さくなっている。
スペックをおさらいすると、4.7型ディスプレー(720×1280ドット)、1.5GHz動作のクアッドコアCPU、RAMが2GB、内蔵ストレージが32GB、バッテリー容量は2100mAh、リアカメラ1300万画素、フロントカメラ130万画素と、ほぼスキのない性能だ。また、サイズは約69×131.9×8.45mm。日本版が高さ約137mm、厚さ9.6mmだったので、画面サイズはそのままにダウンサイジングされた印象だ。

この連載の記事
-
第26回
スマホ
Nokiaインタビュー 「スマートフォンでは挑戦者 WP8で再起」 -
第25回
スマホ
Android、iOS以外にもチャンスはある 新OS「Jolla」の未来 -
第24回
スマホ
世界と戦う大和魂! MWCに参加の日本ブース -
第23回
スマホ
AppleとGoogleに逆襲開始? MWCで注目の新OSをまとめた -
第22回
スマホ
スマートフォンの性能は今後も確実に向上 ARM社に聞く -
第21回
スマホ
Optimusを武器にスマホの世界トップを目指すLGの戦略 -
第20回
スマホ
Ubuntuスマホは2014年Q1登場予定 「Firefox OSと戦う!」 -
第19回
スマホ
HTCの日本でのブランド認知度を高めたい CPO小寺氏に聞く -
第18回
スマホ
アルミボディーのハイエンド「HTC One」をガッチリ試す! -
第17回
スマホ
MWCの基調講演で感じた、新たな時代のクラスタ化 - この連載の一覧へ