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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第30回

意外な好成績が続出! タフなスマホは高速だった

2013年02月18日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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通信速度はSoftBank 4GのRAZR Mが段違いの成績
Xiはやはり苦戦が目立つ

 通信速度チェックは、Webサイトの「BNRスピードテスト 画像読込み版」を使って行う。上下3回計測した。なお今回はスケジュールの都合上、日曜日の昼間に計測となった。いつもは平日の昼間に計測しているが、若干周辺の環境が大きく違う可能性がある。

 計測場所はいつもと同じ横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前の3ヵ所だ。今回は久しぶりに3キャリアでの計測となったが、過去の最速値はソフトバンクのSTREAM 201HWが浦安駅で測定した下り53.23Mbps。今回のRAZR Mと同じく利用者が少ないSoftBank 4Gに対応していることが大きいと思われる。

 過去のテストではauの4G LTEスマホの成績が優秀だが、前回のテストで10Mbpsに達しなくなるなど、ユーザーの増加もそろそろ影響してくる可能性が有る。ドコモは東京駅での成績が常に悪い。利用者の多さゆえの宿命だろうか。

  MEDIAS U G'zOne TYPE-L RAZR M
横浜駅(下り/上り) 6.94Mbps/0.91Mbps 7.85Mbps/8.98Mbps 30.69Mbps/2.77Mbps
東京駅(下り/上り) 2.14Mbps/0.83Mbps 7.6Mbps/6.95Mbps 15.5Mbps/2.6Mbps
浦安駅(下り/上り) 2.46Mbps/0.65Mbps 6.91Mbps/0.74Mbps 6.57Mbps/6.45Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
3.35Mbps/0.63Mbps 6.83Mbps/4.59Mbps 14.48Mbps/3.44Mbps

 さて結果を見ると、RAZR MのSoftBank 4Gが相変わらずの強さを見せる。最速は下り30Mbpsを超えた。ただし以前のSTREAMと比べると若干速度が落ちた。ユーザーが増えたせいかもしれないが、それでも十分速い。なお東京駅では4Gのアンテナが1~3本と不安定、他の2駅では4Gのアンテナが4本中4本と絶好調であった。

 続いての好成績はauのG'zOneだ。最速は上りの8.98Mbps。平均値では下りが6Mbps台。まだまだ高速だが、これまでのauのLTE対応端末の平均値の経過を振り返ると下り11.67→13.25→7.65→6.83Mbpsと徐々に落ちはじめた。利用者が増えているせいかもしれない。アンテナの状態だが、浦安駅がLTE4本中4本だったのだが、途中から3Gにつながった。横浜駅も4本中3本と良好。東京駅は1~3本と不安定だった。

 ドコモのMEDIAS Uは横浜駅の下りで6.94Mbpsが出たのだが、あとは残念な結果。特に上りが1Mbps未満ばかりである。一時期は若干速度は回復していたが、数ヵ月前の数値に戻ってきた印象だ。端末の性能差もあるかもしれないが、他社と比べて明らかに見劣りする。アンテナの状態は横浜と浦安駅は4本中4~3本と良好で、東京駅では他機種と同じく不安定になり2~3本。

 通信速度チェックではRAZR Mの勝利。最後に各機種のロック画面、ステータスバーを見ていこう。

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