文字入力もハイエンド機種を上回る
2機種が記録を更新する
続いて文字入力テストだ。これも片手操作で3回入力。3機種ともフリック入力だ。予測変換は使わず、全文字を入力し、ストップウォッチで計測する。使う画面はGmailの新規作成画面で、文面はいつものように以下である。
「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」
これまでの最速は前回(第26回)のハイエンドモデル3機種比較時に出たGALAXY SⅢα SC-03Eの53秒6。平均タイムではHTC J butterfly HTL21の58秒4だ。これらの結果はハイエンド機種だけに納得といった感じ。では今回はどうだろうか。
MEDIAS U | G'zOne TYPE-L | RAZR M | |
---|---|---|---|
入力プログラム | ATOK Ver.1.0.0 | ATOK Ver.1.0.0 | iWnn IME2.2.4.jp-Mot-01 |
最速タイム | 51秒7 | 52秒3 | 55秒2 |
平均タイム | 58秒2 | 53秒7 | 1分 |
ここでも記録更新である。最速値ではMEDIAS Uが51秒71、またG'zOneも52秒39とこれまでの記録を破っている。平均値ではG'z Oneが53秒76でやはり記録を更新。MEDIAS Uも58秒21でHTC J butterflyを破った。
この2機種はどちらもATOKを採用しており、これが好成績の理由に挙げられそうだ。
詳しく見ていくとMEDIAS Uは50秒台は1回のみで、他は1分、1分2秒台と若干バラついた。ただ文字のボタンも見やすく、文字種類の切替ボタンが左隅のひとつ上という絶妙の位置なのも大きい。隅にあるよりも指が届きやすいのだ。
G'zOneは常に安定した入力速度。ミスも少なめだ。実は本体の重みが手にじわじわくるのだが、今回くらいの文字数なら影響は軽微。画面の縁部分が盛り上がっているのでフリックすると、指がぶつかるが、気になるほどではなかった。
RAZR Mは2機種と比べると若干遅いのだが、しかし最速値が1分台のスマホはこれまでたくさんあったので、55秒は早いほうだ。テスト中はATOKの2機種と比べて、ボタンが小さく感じた。内側のボタンがとくに窮屈になる。タッチがイマイチなのか、押し直しが何度かあった。筆者の手にはちょっと端末が小さい感じもした。
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