このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第284回

冬の猫をオリンパスのハイエンドコンデジ「XZ-2」で撮る!

2012年12月21日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

舌を出している瞬間は連写モードで!

 いつもの公園に行ったら、ちょっと離れたところに1匹猫がくつろいでて、目があったらこっちに歩いてくるではないか。思わず1枚。

 こっちに近づいてこられるとAFが間に合わないものなんだけど、なんとかギリギリ許容範囲。

目が合ったらとことことこっちに向かって歩いてきた。思わず撮影(2012年12月 オリンパス XZ-2)

目が合ったらとことことこっちに向かって歩いてきた。思わず撮影(2012年12月 オリンパス XZ-2)

 左足がこっちに向かっているのがわかる。

 で、彼(オスです)が何を求めてこっちにやってくるのだろうと思ってたら、足元でにゃあにゃあ鳴きながらうろうろしてる。

 その辺に腰掛けてみると、とことことやってきて、膝にぴょん。

 なんと、膝を求めていたのだった。

 実は、昼間はいつも猫とたわむれにきてるおじさんがいるんだけど、今日は姿が見えず、「ええい、こうなったら誰の膝でもいいや」と思ったのかも。

 膝に載られると写真を撮りづらくてかなわんのだが、カメラを右手で縦に持って、右腕をぐいっと伸ばして勘で撮ったのがこちら。

 カメラ目線してくれてありがとう。

膝に載っかってる猫を無理矢理右手を伸ばして撮ってみた。顔を向けてくれたのでラッキー(2012年12月 オリンパス XZ-2)

膝に載っかってる猫を無理矢理右手を伸ばして撮ってみた。顔を向けてくれたのでラッキー(2012年12月 オリンパス XZ-2)

 背景もほどよくボケていい感じ。

 いつまでも猫を膝に載せてるわけにはいかないのでちょいと下りてもらい、ぶらぶら散歩してると、あずまやのベンチの上に一匹発見。近づいてみると、毛繕いの真っ最中。

 お、これは舌を出している瞬間を狙ってやれ、とシャッタースピードを1/1000秒にまで上げ、望遠でぐっと寄って撮ってみるも舌が伸びたタイミングで撮るのはけっこう難しい。

 そういうときは連写モードの出番。秒5コマでパシャパシャと撮ってみると、ちょうどいいカットがあったのである。こういうときは連写に限りますな。

 ついでに、舐め終わったあと、「何撮ってんだよ」って顔でじろっとニラんだ顔も。シャッター音が気になったんだろうな。

舌で手をきれいにしてる瞬間をゲット。舌のざらついた感じも写っております。思ったよりよく撮れててうれしい(2012年12月 オリンパス XZ-2)

舌で手をきれいにしてる瞬間をゲット。舌のざらついた感じも写っております。思ったよりよく撮れててうれしい(2012年12月 オリンパス XZ-2)

 このニラんだ顔が(ニラんでるわけじゃないんだけど、上目遣いな感じがニラみ顔にしか見えません)とても精悍で凛々しかったのでそちらも一緒にどうぞ。

舐め終わった瞬間にじろり。この上目遣いの顔や、右手のポーズがカッコよすぎ。膝猫ののほほんとした顔と見比べるとよけい精悍さが感じられます(2012年12月 オリンパス XZ-2)

舐め終わった瞬間にじろり。この上目遣いの顔や、右手のポーズがカッコよすぎ。膝猫ののほほんとした顔と見比べるとよけい精悍さが感じられます(2012年12月 オリンパス XZ-2)

 いやあ、コンデジとしては高めではあるけど、身近な猫を撮るにはよいカメラであります。

■Amazon.co.jpで購入


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン