今回は、お正月、帰省先の名古屋市近郊で撮った猫たち。
お正月といっても猫が晴れ着を着てるわけじゃなし、お屠蘇飲んで浮かれてるわけじゃなし、初詣感漂う神社で悠々とくつろいでくれてるわけじゃなし、神社に猫がいることは多いとはいえ人出が多い初詣シーズンにうろうろしてくれてるはずもなく、普段となんら変わらないわけだけど、それはしょうがない。
単に初詣ついでの散歩で見つけた猫たちだ。
人気のない住宅街を小さくて古い神社に向かって歩いていたら、視界の片隅、塀の奥あたりに違和感を感じたのがはじまり。
もしや、とそちらを見ると、見事なハチワレ猫がひょっこりこっちを見ているではないか。やっぱちょっとした違和感って大事だね。
これは新年早々ラッキー、と首から提げていたオリンパスのハイエンドコンデジ「XZ-2」でそっと撮影。あらためてどんな猫かじっくり見ると、ハチワレの後ろに隠れるようにキジトラが。後ろの茶色い塀と色が同じなのでこちらには気づかなかった。まだまだ甘い。
しかも、この原稿を書いてて気づいた。この写真、もう1匹猫が写ってるじゃん。それも黒猫。植木鉢の影で気づかなかったよ。ああ、修行が足りませんですな。
その後、ハチワレとキジトラがとことこと階段の上に姿を現わして黒猫も合わせて3匹並んでくれたのだ。「ぼくらは3匹いるんだよ」と主張するみたいに。わざわざありがとう。
顔も模様も違う3匹が仲良く並んでる図ってよいですな。
このときは時間的にも余裕があったのでバッグから望遠レンズをつけたカメラを取り出してゆっくり撮影。
彼らの後ろには緑の網が張ってあって、その向こうに玄関がみえる。きっと、猫侵入防止用だ。
近所で飼ってる猫なんだろうけど、この階段が猫的には具合がよくてよくやってくるので、家に入ってこないようネットを張ったのだろう。みんながみんな猫大歓迎というわけじゃないのでしょうがない。
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