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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第288回

オリンパス「XZ-2」のデジタルフィルター6種類で猫撮り!

2013年01月25日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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「ファンタジックフォーカス」フィルターで撮った写真。飼い猫をふわっと、しかも室内のあれやこれやをごまかしつつ撮りたいときはこれ! ホワイトエッジをオンにしてよりふわっとさせてみた(2012年12月 オリンパス XZ-2)

「ファンタジックフォーカス」フィルターで撮った写真。飼い猫をふわっと、しかも室内のあれやこれやをごまかしつつ撮りたいときはこれ! ホワイトエッジをオンにしてよりふわっとさせてみた(2012年12月 オリンパス XZ-2)

 年末年始を挟んだりして間が空いちゃったけど、今回は昨年12月に書いたオリンパスの「XZ-2」で猫を撮るって記事の続編。たまにはちょっと加工した写真を並べてみようということで、アートフィルター特集だ。

 XZ-2には11個のアートフィルター(デジタルフィルター)が入っているけど、そこから6個を使ってみた。

 最初は飼い猫に出番が多い「ファンタジックフォーカス」(冒頭写真)。ちょっとコントラストを低めにしてソフトフォーカスでほわっとした写真を撮ってくれるもので、エッジをホワイトにするオプションをつけると、もうわざとらしくて泣けます。ちょっと明るめに撮るのがコツ。

 あまり強くかけなくても、室内で撮るときに使うとやわらかい感じになってよし。

床暖を堪能してる2匹をファンタジックフォーカスで。若い「かふか」はごろごろと悦び、老獪な「大五郎」はべたっとおなかをくっつけて動きません(2012年12月 オリンパス XZ-2)

床暖を堪能してる2匹をファンタジックフォーカスで。若い「かふか」はごろごろと悦び、老獪な「大五郎」はべたっとおなかをくっつけて動きません(2012年12月 オリンパス XZ-2)

 これなんか普通に撮ると普通に散らかった室内の猫写真なんだけど、ファンタジックフォーカスで撮るとやわらかくていい感じになってとてもありがたい。

 この2匹がなぜ床にくっついているかというと、床暖房がはいっているから。ちなみにこれを撮る私も床暖房の上に寝転がっております。液晶モニターをチルトさせなくても猫目線になれる床暖房ばんざい。

ジェントルセピア。普通のセピアカラーよりちょっと落ち着いた感じがジェントルのゆえんかも。実は大五郎が枕にしてるユニクロのフリースをセピア色にしてごまかしてたともいう(2012年12月 オリンパス XZ-2)

ジェントルセピア。普通のセピアカラーよりちょっと落ち着いた感じがジェントルのゆえんかも。実は大五郎が枕にしてるユニクロのフリースをセピア色にしてごまかしてたともいう(2012年12月 オリンパス XZ-2)

 室内でしっとりした写真にしたいとき、色を抜くってのはなかなか有効で、オリンパスの「ジェントルセピア」は落ち着いた感じの上品なセピア色に仕上げてくれる。そういうときは仲良くまどろんでる姿を。かふかが薄目あけてるけどそこはスルーの方向で。

ラフモノクローム。このざらっとした感じと、陽射しはより白く、影はより黒くなって引き締まるのがいい。マンションより日本家屋の縁側が似合いそう(2013年1月 オリンパス XZ-2)

ラフモノクローム。このざらっとした感じと、陽射しはより白く、影はより黒くなって引き締まるのがいい。マンションより日本家屋の縁側が似合いそう(2013年1月 オリンパス XZ-2)

 室内編の最後は、昔からお気に入りの「ラフモノクローム」。白黒にするんだけど、単に色を抜くだけじゃなくて、コントラストを上げてざらつきを加えて、インパクトのあるモノクロ写真に仕上げてくれる。このざらっとした感じがアートっぽくていいので、陽射しを浴びて無造作に昼寝してる姿を狙ってみた。陰影をうまく使いたいフィルターだ。

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