ノングレアIPS液晶搭載、指紋センサーもついたタブレット
ここでは、まず「タブレットスタイル」としてのSTYLISTIC WQ2/Jを見てみよう。
タブレットの場合、タッチ操作によってどうしてもディスプレーに指紋などがついてしまうが、STYLISTIC WQ2/Jは、ノングレアタイプディスプレーのおかげでそれが目立たなくてよい。照明や外光で反射して見にくいということもなく、屋外などどこでも快適に使えそうだ。また、IPS方式液晶だけあって美しく、視野角が広い点もうれしい。たとえば、卓上にあおむけに置いて複数人数で画面を見ながら打ち合わせという場合でも、どの角度からも見やすく、天井の明かりが映り込んでツライということが少なくなるわけだ。
背面は、「ノートPCスタイル」にした時のトップカバーということになる。シルバーの塗装はマットな質感で、こちらも指紋などが目立たない。中央に鏡面加工されたロゴが配置されただけのシンプルなデザインで、アウトカメラと指紋センサーが配置されている。
富士通の製品は、指紋センサーが標準搭載されているものが多いが、タブレットと指紋センサーというのはとりわけ相性がよさそうだ。紛失などに備えてロックをかけておきたいが、セキュリティー上、カフェなど不特定多数の第三者が近くにいる場所でパスワードを入力したくないという場合に役立つ。使う時にはいちいち数字を入力したり長いパスワードを入力するのは面倒だという人にも便利だろう。
USB 3.0、HDMI、SD/SDHC/SDXCカード対応と
豊富なインターフェース
またSTYLISTIC WQ2/Jを純粋なタブレットとしてみた場合、十分なインターフェースが用意されている点がポイントだ。USB 3.0端子とUSB2.0端子を1基ずつと、HDMI端子、ダイレクト・メモリースロット(SD/SDHC/SDXC対応)が搭載されており、Bluetooth 4.0もオプションで追加可能。つまり、STYLISTIC WQ2/J本体のみで、プリンターと接続したり、大型ディスプレーに映像を出力したりと自在に周辺機器を活用できるのだ。
また右側面には、電源ボタン、音量調整ボタン、無線LANの切り替えボタン、画面の回転表示を抑制するロックボタンなどがまとめられている。すべてが1面に集まっているので、サッと片手でアクセスできて便利だ。ボタンの固さもほどよく、持っているだけで不用意にボタンが反応してしまうということはない。


