このページの本文へ

カユいところに手が届く! Windows 8の50の疑問 第4回

MacでBoot Campは可? Windows 8 Q&A50連発!【その4】

2012年11月21日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Q44 ブリーフケースや「以前のバージョン」機能はどこにいった?

A44 どちらも廃止された
しかし、「以前のバージョン」は同等の機能を新搭載している

 「ブリーフケース」とは、複数のPCでデータをやりとりする際に、最新の状態で同期できる便利な機能のこと。Windows 95で登場してからWindows 7まで搭載されていたが、Windows 8では廃止された。代替機能も特に提供されず、インターネットに接続してSkyDriveなどのクラウド上のオンラインストレージサービスを使うことを想定しているのだろう。

 バックアップされたデータから、編集前のファイルや削除してしまったファイルを復活できる「以前のバージョン」機能もなくなった。その代わりに、Windows 8では「ファイル履歴」という機能が搭載された。これは、ライブラリやデスクトップ、連絡先、お気に入り、SkyDriveに含まれるファイルを自動的にバックアップする機能。任意の時点までのさまざまなバージョンのファイルを復活させることができる。

コントロールパネルの「ファイル履歴」をオンにすることで利用できるようになる。データの保存場所は起動ドライブ以外のボリュームを指定する必要がある

Q55 リモートデスクトップは従来と同じように利用できる?

A55 利用できる
ホストになれるのはWindows 8 ProとEnterpriseエディションのみ

 リモートデスクトップのクライアントにはどのエディションでもなれる。もちろん、以前のWindows PCにも接続可能。リモートデスクトップのホストになれるのは、Windows 8 ProとEnterpriseエディションのみ。無印版やRT版はホストになれないので要注意。

 操作方法は基本的に同じ。あらかじめ、ホスト側でリモート接続を許可し、クライアント側からコンピューター名やIPアドレスを指定し、アクセスすればいい。

コントロールパネルの「システム」→「リモート」タブ→「リモートデスクトップ」の「このコンピューターへのリモート接続を許可する」にチェックする

Windows 7 PCから、Windows 8 Proにリモート接続したところ

Q46 仮想CD-ROMドライブを標準で利用できるってホント?

A46 ISOファイルやVHDファイルをマウントして利用できる

 Windows 8では、ISOイメージファイルを標準でマウントし、エクスプローラーから普通の光学ドライブのようにアクセスできる。最近は、ISO形式でソフトを配布することが多く、Windows 8のダウンロード版もISO形式で購入することも可能だ。

 VHD形式は、VirtualBoxなどの仮想マシンソフトで利用されているファイル形式で、1ファイルで1つのHDDを扱うことができる。こちらも、右クリックメニューからマウントすることで、ローカルディスクとしてアクセスできるようになる。

ファイルを右クリックし、「マウント」をクリックする

ISOファイルが光学ドライブとして認識されている

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン