最新端末を丸裸！　スマートフォン定点観測 第17回

「Optimus G」「AQUOS」「STREAM」 秋の三強4Gスマホを比較

STREAMはサイズが◎
ただし指紋が目立ちやすいかも

　STREAMは全体的に丸みを帯びている。ディスプレーが4.3型の有機ELということもあり、他の2機種に比べてサイズもちょっと小さい。個人的にはこれくらいが持ちやすくていいなと感じる。片手で握っても画面全体に指が届く印象だ。ディスプレー下にタッチキーがあり、これは常に表示されているタイプだ。

　上部にイヤホンジャックがあり、microUSB端子は右側面にある。どちらもむき出しだ。バッテリーカバーはつるつるとしたツヤのあるカラーで、少々指紋が目立つのが気になる。カバーを開くときは右下にツメを入れる隙間があるので、そこから開くが、開けるのには結構力がいるので、ちょっとカバーを折ってしまわないかとやや不安になる。なお、ストラップホールは無い。

メインのキーは常時表示されているタイプ。背面はテカテカ系

背面カバーは堅め。SIMは最近では珍しくなった標準サイズ

料金プランを比較する
ドコモ、ソフトバンクの安さが目に付く

　冬モデルの発売とともに、各社キャンペーンも始めている。またauとソフトバンクは新たにLTE、SoftBank 4Gのプランが始まった。今回の計算も契約する可能性が高い、一般的なプランを想定し、割引なども主なものは適用している。

　期間限定のキャンペーンはこれまで適用していなかったが、今回は期間が長く、多くの人が対象となるドコモの「Xiスマホ割」（1年間基本使用料0円）、auの「スマホ基本使用料半額キャンペーン」（1年間基本使用料が月490円に）、ソフトバンクの「4Gスマホスタートキャンペーン」（パケット定額が通常月5985円が2年間月5460円に）を計算に入れることにした。これらのキャンペーンは、いずれも今年12月31日までとなっている。

	ドコモ「Optimus G L-01E」	au「AQUOS PHONE SERIE SHL21」	ソフトバンク「STREAM 201HW」
一括価格 （新規/機種変更）	8万1720円／同	8万220円／同	2万3520円／3万720円
実質価格 （新規/機種変更）	2万3760円／同	3万4860円／同	0円／同
ISP	spモード	LTE NET	S!ベーシックパック
	315円	315円	315円
基本使用料	タイプXi にねん	LTEプラン	ホワイトプラン
	780円（1年間0円）	980円（1年間490円）	980円
通話料	21円／30秒	21円／30秒	21円／30秒
パケット定額	Xiパケ・ホーダイ ライト	LTEフラット	パケットし放題フラット for 4G
	4935円	5985円	5460円
2年間トータルコスト	15万9120円～	20万3700円～	16万2120円～

　その結果、新規契約での2年間トータルコスト（通話料は除く）で最も安いのはドコモのOptimus G。スペックを考えると意外な気もするが、Xiパケ・ホーダイライトの上限が4935円というのが大きい（ただし、パケット定額の上限が3GBとなるが）。また基本使用料も他社より200円安いうえ、キャンペーンで1年間0円。スペックが高くても、月々サポートのおかげで実質価格も押さえている。ただし、キャリア間の無料通話はオプションの追加が必要だ。

　3000円の差で2位となったのが、ソフトバンクのSTREAM。こちらは端末代金が実質0円が大きい。一括で購入しても2万円台だ（ちなみにFeliCa搭載で同じくSoftBank 4G対応の「RAZR M 201M」も端末価格は同じ）。なお、12月15日からスタートするテザリングだが、12月31日までに申し込みで2年間無料となっている。

　3位はAQUOS PHONE SERIE SHL21。20万円台になってしまい4万円以上の差がついた。端末の価格が高いというのが大きな理由だが、実質価格で見れば3万円台なのだから、他キャリアの端末が安過ぎると見ることもできる。

　また、auはパケット定額の「LTEフラット」が他社より高いので、MNPで加入すると適用される「女子割＆男子割」で基本使用料2年無料にしたり、auスマートバリューを活用し月1480円割引をするなど、割引をうまく活用したい。テザリングオプションは月525円だが、ソフトバンクと同じく12月31日までに申し込めば2年無料となる。