頑丈さと使いやすさを追求したデザイン
LIFEBOOK WS2/Jの魅力はモバイル・マルチベイの便利さだけではない。
薄型化／軽量化が特徴と聞くと、堅牢さの面で不安になるが、富士通独自の頑丈設計「超圧縮デュアルグリッド構造」のおかげで、持った時に“しっかり”感がある。キーボードを使っていてもたわみや歪みを感じることはなく、軽快に使える印象だ。
開発時には約200kgfの全面加圧試験と約35kgfの一点加圧試験、衝撃試験などを行ない、堅牢性を徹底している点もポイントだろう。LIFEBOOK WS2/Jを入れたカバンを持って満員電車に乗っても安心というわけだ。
キーボード部には、デザイン性と視認性の両立した「サイドカラードキー」を採用しており、打ち間違いが減るように工夫されている。キートップ側面に本体色とボディーカラーにマッチする色を配色しており、キー形状を認識しやすくタイピングしやすい。ちょっとした工夫だが、電車や飛行機の中、（もしかしたら車の中でも）でドキュメントを作成する機会がある方なら、非常にありがたいはずだ。
キーピッチは19.9mmの打ちやすいキーボードと、十分な大きさを持つタッチパッド
キー自体の形状デザインや配置はモバイルPCとしては一般的なもの。キーピッチは19.9mmと十分で、縦方向にも扁平なキーはない状態で、モバイルPCを活用しているユーザーなら扱いやすいだろう。キーストロークは約1.6mmで、薄型モデルにしてはしっかりとした打鍵感がある。EnterキーやBackSpaceキーが大きく、カーソルキーも独立しているおかげで文字入力はかなり快適だ。
タッチパッドはボタン一体型タイプで、十分な大きさがある。パームレストの右端には指紋センサーが搭載されている。
キーボード奥には電源ボタンとエコモードへの切り替えボタンだけが配置された、シンプルな作りだ。パームレスト部にはカーボンを思わせるような控えめなプリントが施されている。LIFEBOOK WS2/Jは、店頭モデル「LIFEBOOK SH76/J」と同じく本体色はスパークリングブラック1色のみだが、サイドカラードキーによるブルーがアクセントとなっており、落ち着いた印象ながらデザイン的にも魅力と感じる方は多いはずだ。
また試用機では、ノングレアタイプの液晶ディスプレーを採用していた。これはカスタムメイドモデル限定の選択肢で、ビジネスユーザーには強くお勧めしたいオプションだ。しっかりとマットで、周囲の照明の反射などがまったく気にならないため、電車や自動車内はもちろん、屋外での利用や外出先など、利用環境が変化する中でもLIFEBOOK WS2/Jを快適に利用できるようになる。
