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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第16回

5型大画面スマホのスタミナは一体全体どんなもの?

2012年11月05日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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AQUOS PHONE SERIEには
シャープ製スマホ共通のアプリ

 AQUOS PHONE SERIEの場合は、これまでこの連載で取り上げてきたシャープ製スマホとほぼ同じ。省エネ設定には「エコ技」があり、「技あり」なら普段の操作性を損なわずに省エネ、「お助け」ならとにかく1秒でも長く電池をもたせたいというときに効果を発揮する。

シャープ端末でおなじみの「エコ技」。細かく設定を変更できる

 ジーニアスの英和・和英辞典やネットと連係した百科事典、名刺やテキストを読み取るのに便利な「読取カメラ」に、地味だが必須という人も多い「歩数計」。すでに一般化しつつあるが、着信時に本体を裏返すだけで消音できる「クイックサイレント」も有効にしておくと便利だ。

「読取カメラ」はあらゆるテキストをカメラ経由で認識してテキストにしてくれる

 通話の設定では「クイック返信」というSMSを使った機能があり、電話に出られないと、自動的に設定したメッセージを送ってくれる。また「伝言メモ」で本体に留守電を保存することも可能。

電話を取れないときにSMSで自動でメッセージを返信してくれる機能がある

 オフィスアプリ「Documents To Go」は無料版のため編集は不可。またソフトバンク版のAQUOS PHONE Xxでは使えた「どこでもコピー」が無い(関連記事)。これは通常文字のコピーができないアプリメニューなどでも、画像レベルでの文字認識機能を用いて、テキストをコピーできる機能である。冬モデルのSHL21では対応している。


5型スマホ2機種は個性的で面白いが
万能モデルはAQUOS PHONE SERIEか

 第13回の料金(関連記事)ではつまずいたものの、以後はAQUOS PHONE SERIE ISW16SHが安定した強みをみせた。ハイエンドスマートフォンの比較をした場合、全部入りでカメラの機能も強力とシャープ製スマホは欠点が見つかりにくい。ただ今回のアプリ比較を見てもわかるように、シャープ製スマホ同士で比較するとどれも同じという印象もある。

 ユニークだったのは5型の2機種。Optimus Vuは意外と独自のアプリは多くなく、目立って強い部分はなかったが、電子書籍や映像、ブラウザーといった“見る”ときには地味に4:3の幅広画面が活きてくるようだ。

 ELUGA powerは5型スマホとは思えないスリムなボディで操作性は上々。残念なのは機能にところどころ抜けがあったところで、ワンセグなし、カメラの高速起動や高速撮影なし。これらの要素にバッチリ対応していたら「大画面スマホ」というカテゴリではAQUOS PHONE SERIE以上に買いの端末では?と思えた。

 次回はOptimus G、STREAMなど秋モデル・冬モデルを含めた最新機種に交替。最新スペックで“サクサク重視”のスマホの実力をチェックする。


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