AQUOS PHONE SERIEには
シャープ製スマホ共通のアプリ
AQUOS PHONE SERIEの場合は、これまでこの連載で取り上げてきたシャープ製スマホとほぼ同じ。省エネ設定には「エコ技」があり、「技あり」なら普段の操作性を損なわずに省エネ、「お助け」ならとにかく1秒でも長く電池をもたせたいというときに効果を発揮する。
ジーニアスの英和・和英辞典やネットと連係した百科事典、名刺やテキストを読み取るのに便利な「読取カメラ」に、地味だが必須という人も多い「歩数計」。すでに一般化しつつあるが、着信時に本体を裏返すだけで消音できる「クイックサイレント」も有効にしておくと便利だ。
通話の設定では「クイック返信」というSMSを使った機能があり、電話に出られないと、自動的に設定したメッセージを送ってくれる。また「伝言メモ」で本体に留守電を保存することも可能。
オフィスアプリ「Documents To Go」は無料版のため編集は不可。またソフトバンク版のAQUOS PHONE Xxでは使えた「どこでもコピー」が無い(関連記事)。これは通常文字のコピーができないアプリメニューなどでも、画像レベルでの文字認識機能を用いて、テキストをコピーできる機能である。冬モデルのSHL21では対応している。
5型スマホ2機種は個性的で面白いが
万能モデルはAQUOS PHONE SERIEか
第13回の料金(関連記事)ではつまずいたものの、以後はAQUOS PHONE SERIE ISW16SHが安定した強みをみせた。ハイエンドスマートフォンの比較をした場合、全部入りでカメラの機能も強力とシャープ製スマホは欠点が見つかりにくい。ただ今回のアプリ比較を見てもわかるように、シャープ製スマホ同士で比較するとどれも同じという印象もある。
ユニークだったのは5型の2機種。Optimus Vuは意外と独自のアプリは多くなく、目立って強い部分はなかったが、電子書籍や映像、ブラウザーといった“見る”ときには地味に4:3の幅広画面が活きてくるようだ。
ELUGA powerは5型スマホとは思えないスリムなボディで操作性は上々。残念なのは機能にところどころ抜けがあったところで、ワンセグなし、カメラの高速起動や高速撮影なし。これらの要素にバッチリ対応していたら「大画面スマホ」というカテゴリではAQUOS PHONE SERIE以上に買いの端末では?と思えた。
次回はOptimus G、STREAMなど秋モデル・冬モデルを含めた最新機種に交替。最新スペックで“サクサク重視”のスマホの実力をチェックする。
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