もくじ機能で見たいシーンをつまみ食いできる!!
ラインナップを一新したソニー「BDZ」シリーズ
ソニーはスケジュール通り秋冬にラインナップを一新した。トップエンドモデルの「BDZ-EX3000」を筆頭に7モデルを投入。昨年は3チューナーモデルが追加されたこともあり、大きな違いは、HDD容量とチューナー数。型番の数字がHDD容量を示していると考えるとわかりやすいだろう。このほか、無線LANユニットの内蔵や番組持ち出し機能の有無などの違いがある。
大きく変わったのは、外観のデザイン。最上位のBDZ-EX3000だけは前モデルとほぼ同じデザインになっているが、BDZ-ET2000以下のモデルは、台形を逆さにしたスタイリッシュな形状になっている。
よく見ると、上面も斜めにカットされた6角形になっており、見慣れた四角形のAV機器とはかなり違った印象になっていることだ。
入出力端子の数も変更された。他社はすでに昨年から手を着けてきていたが、S映像入出力などの省略が行なわれ、背面端子がすっきりとした。
しかも、映像出力端子はHDMI端子のみで、D端子やSビデオ出力はおろかコンポジット出力も備えていない。現在はあまり問題ないだろうが、すべてのモデルがHDMI端子を持たない薄型テレビとは接続できないので、注意したい。
新機能としては、「もくじでジャンプ」機能が目新しい。これは、インターネットと接続することで、番組内での出演者やコーナーごとの内容などを本のもくじのようにリスト表示できるもの。見たい場面に直接移動できるので、番組の見どころだけつまみ食いできる便利な機能だ。これを無料で利用できるというのもありがたいポイントだ。
このほか、人名やキーワード検索が内蔵HDDとUSB HDDの録画済み番組を対象にできるようになった。地味ながらこれは便利な機能で、HDDに大量の番組を貯めっぱなしにしていても、見たい番組を手軽に探せるようになる。また、ワンボタンで録画番組リストを表示できるようになるなど、基本的な使い勝手にも手が加わっている。
DLNAサーバー対応など機能的にも充実!
2色が選べるエントリーモデル
エントリーモデルの「BDZ-E500」は、シングルチューナー機ながらもUSB HDDの増設対応やDLNAサーバー機能を搭載。従来エントリーでは省略されていた機能も盛り込まれ、機能的な充実度が高まっている。
ブラックモデルのほか、BDレコーダーでは珍しいホワイトモデルが選べるのも本機だけの特徴。ホワイトモデルの方がインテリアなどとも合わせやすいので、女性ユーザーには気になるだろう。
ネットワーク機能が加わったため、スマートフォンで録画番組や放送中の番組を視聴できたり、外出先からのリモート予約などにも対応している。
もちろん、もくじでジャンプなどの新機能もきちんと搭載されているので、番組視聴も快適だ。BDレコーダーの買い増しにもぴったりだし、自分専用として個室に置くモデルとしてもいいだろう。
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