キーボードなしのスレートPCだが、キーボード付きでも1kg以下
ThinkPad Tablet2発表、9.8mm、重量570gと、軽量薄型
2012年10月26日 11時15分更新
レノボ・ジャパンは26日、Windows 8を搭載したスレートPC「ThinkPad Tablet 2」を発表した。
10.1型ディスプレー(解像度1366×768ドット)採用で、薄さ10mm以下。重量570g(Wi-Fiモデル)と携帯性に優れる。旭硝子のDragontrail強化ガラスを使用し、堅牢性に関しても配慮した。
今度のAtomは中々速いぞ!
CPUは“Clover Trail”ことAtom Z2760を採用。デュアルコアCPUということもあり、十分なレスポンスが得られる。メモリー容量は2GBで、CTOでWindows 8+32GB SSDまたはWindows 8 Pro+64GB SSDのどちらかが選べる。海外モデルでは3G通信機能内蔵版が用意されるが、国内では無線LANおよびBluetooth 4.0を搭載したモデルのみが提供される見込み。
セキュリティー機能はソフトウェアによるTPM 2.0準拠が標準だが、独立したチップでTPM 1.2も選択できる。リモートワイプやデータの暗号化、バックアップ復元など企業ユースに必須の機能も提供される。NFCの選択も可能。
特徴のLenovo EEは3.0から一気に8.0にバージョンアップ
Windows 7からWindows 8にOSが変更されたことに伴い、高速起動などを特徴とするレノボ独自のソフトウェア技術「Lenovo Enhanced Experience」もバージョン3.0からバージョン8.0へと一気にアップした。
専用のアプリストアや、Windows 8にはないスタートボタンの追加、画面キャプチャーのカンタン編集機能、WiDiやNFC経由でのファイル共有といった機能が追加される。
ただし、ピークシフトやアクセスコネクション、RapidBoot、RapidBoot Shieldなど一部の機能は省かれている。これはWindows 8そのものが高速起動であるため、機能そのものが不要であったり、スケジューリング機能やポリシー配布、オーバーレイ禁止などOS自体が機能を制限しているためだという。
バッテリー駆動時間は公称10時間。インターフェースは、USB 2.0×1、マイクロSDカードスロットなどを装備する。なおmicroUSBと同形状の端子も用意するが、こちらは充電用でデータ通信には活用できない。
オプションも魅力的、キーボードはやっぱりゲットしたい?
このほかオプションで横2方向、縦2方向、縦横4方向のそれぞれを、のぞき見を防止するプライバシーフィルターや、本体を置くためのスタンドを備えたBluetoothキーボード(1万2390円)、有線LAN、USB 2.0×3、HDMI端子などを備えたドッキングステーション(9450円)、本体下部に接続するVGAアダプター(4200円)なども用意する。
なお、オプションとして、Bluetoothキーボードと本体を一緒に収納できるスリーブケースも用意されるが、こちらは本体とBluetoothキーボードを同時に購入した場合のみセットで付いてくる(Bluetoothキーボード単体での購入時は別売)。Bluetoothキーボードは着脱式タブレットとは異なり、本体用のバッテリーを搭載しない。したがって薄型で、かつ353gと軽量だ。
参考価格は、Windows 8 Pro、64GB SSD、ペンなどが付属する状態で7万4000円程度。法人だけではなく個人向けにも販売される予定だが、提供時期に関しては少し遅れて12月ごろになる見込みだという。
主なスペック | |
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製品名 | ThinkPad Tablet 2 |
CPU | Atom Z2760(1.8GHz) |
メモリー | 2GB(最大2GB) |
SSD | 32GBまたは64GB |
ディスプレー | 10.1型ワイドIPS液晶(1366×768ドット) Dragontrail保護ガラス |
I/O | Mini-HDMI出力、USB 2.0、音声出力、microSDカードスロットほか |
無線機能 | IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0 |
カメラ | 前面200万画素、背面800万画素 |
サイズ | 幅262.6×奥行き9.8×高さ164mm |
重量 | 約570g(ペンなし、ペンを内蔵した場合590g) |
OS | Windows 8 Pro(32bit) |