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使い方の自由度がハンパなく高い!!

一体型PCの格安デスクトップ「Endeavor PU100S」

2012年10月22日 18時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●ANZ、ASCII.jp編集部

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端子の豊富さに目を見張る

 ディスプレー以外の外観では、インターフェース類の充実ぶりも「Endeavor PU100S」の大きな特徴となっている。

 まずUSB3.0端子は本体左側面に2つ、またUSB2.0端子も本体側面や背面に合計5つ備えられている。ちょっと変わっているのが、背面にあるUSB2.0端子のひとつが、着脱可能なカバーの中に設けられているところ。いったい何のために……と思ったが、これはどうやらワイヤレスのキーボードやマウスに付属する、本体側レシーバーを差しておくために設けられたUSB端子のようだ。

 確かに頻繁に抜き差しするものではないので、最初に差しておいてその後はカバーで隠しておけば、見た目もスッキリするし、誤って抜いてしまう恐れもないだろう。

本機にオプションで付くワイヤレスキーボードのレシーバーがスッポリと収まる

 変わっているといえば、PS/2ポートが背面にしっかり用意されているのも、今の御時世としては珍しいかもしれない。本製品のBTOメニューには、PS/2端子のキーボードやマウスも用意されている。コンシューマーユーザーではレアなケースではあるが、自分の手に馴染んだお気に入りのキーボードが古く、レガシーポートのものであるといった時などは重宝するかもしれない。このあたりは、ビジネスシーンを中心に展開している同社ならではの特徴と言えるだろう。

PS/2ポートが2つ。その下にはLAN端子・USB2.0、ACアダプターの各端子も備える

フルHDモニター代わりにも使える

 端子類ではほかに、HDMI端子を“出力”と“入力”のそれぞれ1基ずつ装備。“出力”端子は、PC画面を薄型テレビなどに大写しにしたい際に、また“入力”は、このディスプレーをモニター代わりに活用したい時、たとえば手持ちのノートPCの画面を写したり、またいざとなればレコーダーやゲーム機などを繋いだりといった用途でも使えるだろう。

上部の2つはUSB3.0端子。その下がHDMIの入力と出力の各端子だ

 PCの画面とHDMI入力による画面は、ディスプレー前面のボタンを長押しすることで切り替わる。PCを稼働している時も、ボタンを押せばHDMIなど外部入力の映像をチェック可能だ。また、PC自体をOFFにしている時でも、わざわざOSを起動させることなく、モニターとして使用できた。

丸い電源ボタンの左側のボタンが、PC画面と外部入力画面の切り替えスイッチとなっている

バッテリーも搭載可能!

 そして、本製品の変わり種機能の最たる例が、デスクトップマシンにもかかわらず、オプションでバッテリーの搭載が可能な点だろう。これは停電によるデータ消失を防ぐための、いわば“簡易版UPS”といったところの機能で、昨今の電力事情を勘案したトレンド性の高い機能。ただそれ以外にも、一時的に本機を電源の取れない場所に移動して、データの修正作業といったことも可能だろう。ちなみにバッテリーの持ち時間は、CPUがCeleronの場合は最大約2.8時間、Coreプロセッサーの場合は最大約2.2時間となっている。

本体背面のカバーが開き、ここにオプションのバッテリーが装着できる

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