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使い方の自由度がハンパなく高い!!

一体型PCの格安デスクトップ「Endeavor PU100S」

2012年10月22日 18時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●ANZ、ASCII.jp編集部

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最小構成なら5万円を割り込む

 最初にも述べたが、エプソンダイレクトといえばBTOオプションが特徴。「Endeavor PU100S」も、その例に漏れず、カスタマイズが可能だ。本製品の主な基本構成は以下のとおり。以下の構成で、価格の方は5万円を割り込む。

ユーザーズマニュアルがスマートフォンからでも閲覧可能!

 同社では、PC向けのサービスとして、ユーザーズマニュアルのオンライン配信に対応していたが、今回紹介した「Endeavor PU100S」では、スマートフォンからの閲覧にも対応。PCレスで利用できるだけに、PCがトラブルに見舞われたときに心強い。

PCのトラブルで、もっともパニックに陥るのはOSが起動しなくなってしまったとき。そんな場合でも、落ち着いてスマホからマニュアルを確認

標準構成のおもな仕様
モデル名 Endeavor PU100S
OS Windows® 7 Home Premium 64bit Service Pack 1 (SP1) 適用済み
CPU Celeron G550(2.60GHz)
メモリー 2GB(PC3-12800)
HDD 500GB(7200rpm)
光学ドライブ スリムスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込)
ディスプレー 21.5型液晶(1920×1080ドット)
価格 4万8930円

 最近はどのメーカーも、かなり安価なデスクトップスリムマシンを用意しているので、価格自体に大きなインパクトはないかもしれない。だが国内メーカーということでの、製品そのものへの信頼感に加え、サポートの面でも安心できる。また、ディスプレーも(一体型という形で)付属ということを考えれば、かなりお値頃ではないだろうか。

 さて、カスタマイズのほうだが、メモリーは8GBまで搭載でき、またCPUもCore i7-3770Sまでバージョンアップ可能。今回の執筆にあたって試用したモデルは、Core i5-3470S(2.90GHz)に、4GBのメモリが積まれていた。そこで「Windows エクスペリエンス インデックス」を見てみたが、一番低いサブスコアはグラフィックスの4.8。また同様にゲーム用グラフィックスも同程度に低めの結果となった。グラフィック機能はCPU内蔵ということで、これは予想通りの結果といえる。

試用機の「Windows エクスペリエンス インデックス」の結果。

 とはいえ「Endeavor PU100S」は、ビジネスシーンでの使用を主に想定されたモデルなので、グラフィックスが弱いことに関してはあまり気にならないだろう。もちろんグラフィックスが弱いといっても、YouTubeやニコニコ動画といったサイトの動画は、カクカクとすることなくスムーズに見ることができる。

 ちなみに、ほかの一般的なベンチマークソフトも試しに計測したところ、「CINEBENCH 11.5」のCPUスコアは5.16pts、また「PCMark 7」の総合スコアは2839と、どちらもスペックなりの計測結果が出た。実際に体感しての印象としては、メールやサイト閲覧、また書類作成や表計算といった一般的なビジネス用途で使うには、むしろ高性能過ぎる感じだ。

CPUパワーを計測する「CINEBENCH R11.5」では5.16ptsと上々な値。一方、総合的にパフォーマンスを計測するPCMark 07では2839をマーク。3Dゲームなどは厳しいが、仕事に使うには十分なスペックだ

 というわけで「Endeavor PU100S」の実力を駆け足で紹介してきた。全体的に見ると、多彩な端子類に加えて、モニターとしての利用も可能であり、とにかく使い方のバリエーションが広い。ユーザー個々人によるさまざまな使い方にフィットできる、とても自由度の高いモデル、というのが率直な印象だ。

 また、スペック面だが、仕事で使うならCPUはCeleronでも十分。「Core i3」あたりが用意されていれば、ちょうど良かったのかもしれないが、実際にはCPUのバージョンアップは「Core i5」「Core i7」のみ。「Core i7」までにする必然性はほぼないような気がするが、ただ長く使おうと考えるならば、購入時にスペックを極力上げておくというのも、ひとつの手かもしれない。

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