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筺体のコストは倍、キートップは業界トップレベルの仕上がり

ThinkPad X1 Carbon、薄さと軽さの秘密

2012年08月30日 17時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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ThinkPad X1 Carbon

 レノボ・ジャパンが29日に発表した「ThinkPad X1 Carbon」は、レノボ自身が“第5世代”と呼ぶ、新時代のThinkPadを体現する1台だ。

 同社取締役副社長の内藤在正氏は「ThinkPad X1 Carbonはこれからの20年を担っていく最初の製品。第5世代ThinkPadの第1弾となる」とした。1992年に登場し、今年20周年を迎えるThinkPadには、過去何度か、設計上の大きな転機があった。

29日の会見に出席したレノボ・ジャパン株式会社 代表取締役社長の渡辺朱美氏(左)、常務執行役員の横田聡一氏(中央)、内藤在正氏(右)

 「2005年に一度、ThinkPadの再定義が必要だと主張したことがある。愛してもらったところを守るだけが伝統なのか。新しくThinkPadのユーザーになる人の意見を取り入れるべきタイミングだった。ただこの時期はIBMのパソコン事業がレノボへ移行する時期と重なっていた。変わったということが、これと混同して捉えられては困る。そこで、ThinkPadは“レガシー”に重点を置いた」(内藤氏)

 2005年は内藤氏の区分によれば第3世代ThinkPadに着手した年に当たる(関連記事)。ちょうどインテルのデュアルコアプロセッサーがパソコンに搭載され始めた時期で、ノートパソコンでも、消費電力に苦しまず、高い性能を実現できる条件が揃うタイミングだった。

 2010年には第4世代ThinkPadを象徴する存在である「ThinkPad Edge」が登場。旧来のThinkPadを「Classic」と呼んで区別し、6段配列のアイソレーション・キーボードやカラーバリエーション展開など、新しいThinkPadのイメージを作った。

ThinkPad Edge 13”

 さらに2011年にはClassicカテゴリーに属しながら、薄型筺体・6段配列などスタイリッシュさを前面に打ち出した「ThinkPad X1」、2012年にはすべてのモデルで伝統の7段配列が消えるなど、ThinkPadの哲学も時代に合わせた変化の途上にある。

 20年かけてThinkPadが体現したのは“変えないことの価値”だが、今後問われるのは“変わることの意味”だろう。20年先を目指した変革の端緒を切るのがX1 Carbonであり、第5世代ThinkPadなのだ。

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