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驚きの40%小型化、どこでも置ける「カラリオ」プリンター新機種

2012年08月29日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 エプソンは、家庭用インクジェットプリンター新製品として、「カラリオ」(Colorio)シリーズ8機種を発表した。ラインナップは、カラリオ6色染料EPモデルが「EP-905F」「EP-905A」「EP-805A/AW/AR」「EP-775A/AW」「EP-705A」、4色顔料PXモデルが「PX-435A」「PX-405A」「PX-045A」。発売日はそれぞれ9月20日予定。

「EP-905F」

「EP-905A」

 価格はすべてオープンプライス。店頭想定価格は、EP-905Fが4万円台前半、EP-905Aが4万円前後、EP-805A/AW/ARが3万円台前半、EP-775A/AWが2万円台中盤、EP-705Aが1万円台中盤、PX-435Aが1万円台中盤、PX-405Aが1万円台前半、PX-045Aが1万円未満。

「EP-805A」

「EP-805AW」

「EP-805AR」

「EP-775A」

「EP-775AW」

「EP-705A」

「PX-435A」

「PX-405A」

「PX-045A」

体積約40%縮小、設置サイズ約38%を削減
消費電力も従来機種比約54%に半減

 主力製品にあたるカラリオ6色染料EPモデル(EP-905F/A、EP-805A/AW/AR)では体積約40%の小型化、4色顔料PXモデルも約35%小型化した。さらにカラリオ6色染料EPモデルは、設置サイズが約38%削減されている。同商品クラスでは最小の設置サイズとなり、カラーボックスの天板上など設置場所の自由度を拡大させた。

ユーザーが購入時に重視する点のうち、サイズは第3位に入るという

カラリオ6色染料EPモデル(EP-905F/A、EP-805A/AW/AR)では約40%の小型化、また設置サイズが約38%削減

 製品開発時の商品サイズ目標として、幅400mmのカラーボックス天板からはみ出さないこと、奥行き320mmの棚に設置可能なこと、収納時に圧迫感を感じない高さ140mm以下を設定しており、たとえばEP-805Aは幅390×奥行き338×高さ138mmを実現した(旧機種のEP-804Aは幅445×奥行き458×高さ150mm)。さらに開口時の高さ300mm以下でインク交換ができることも目標としていた。新エンジン/省電力SoC(System on Chip)の採用により、消費電力量についても従来機種比約54%削減も行なっている。

小型化実現のため、さまざまな改良を行なった

新エンジン/省電力SoC(System on Chip)の採用により、消費電力量についても従来機種比約54%削減

 また、「どこにでも置けるデザイン」を追求。鉱物をカットしたような造形のサファイアカットデザインを採用し、シャープで高級感を感じさせる美しさを演出。自動オープンで輝くメタリックパネル(EP-905F/A、EP-805A/AR)、判読性および質感の高いホワイトLEDを搭載したパネルキー(EP-905F/A、EP-805A/AR)、遠くからでもプリンターの状況が分かりやすいステータスブルーLEDなども採用している(EP-905F/A、EP-805A/AW/AR)。

自動オープンで輝くメタリックパネル、判読性および質感の高いホワイトLEDを搭載したパネルキーなどを採用(EP-905F/A、EP-805A/AR)

 このほか、カラーバリエーションの機種を拡大し、EP-805Aシリーズでホワイト/ブラック/レッドを用意。EP-775Aはホワイト/ブラックの2色となった。

自動両面印刷ユニット標準搭載

 新機能としては、従来オプション扱いだった自動両面ユニットを内蔵化し、標準で搭載。はがき/普通紙を自動で両面印刷できる。EP-905F/Aでは、従来機種では片面のみの対応だったADFも自動両面読み込みをサポートしており、両面スキャン後に印刷/PDF化といった作業にかかる時間を節約しやすくなった。

EP-905F/Aでは、従来機種では片面のみの対応だったADFも自動両面読み込みをサポート

 このほか、自動でパネルと排紙トレイが開く機構「オートオープンパネル」「オートオープン排紙トレイ」を採用。2種類の紙を同時にセットできる「フロント独立2段カセット」は、連続給紙による大容量化も可能で、はがき60枚/L判専用紙40枚をセット可能だ。EP-905F/A、EP-805A/AW/ARの場合、さらに背面(リア)部に厚さ0.6mmまでの厚紙に対応する1枚手差し給紙トレイを搭載している。

フリック操作対応タッチパネルで操作しやすくなった(EP-905F/A、EP-805A/AW/AR)

EP-905F/A、EP-805A/AW/ARの場合、さらに背面(リア)部に厚さ0.6mmまでの厚紙に対応する1枚手差し給紙トレイを搭載

スマートフォン/クラウドサービスと強力連携
「Epson Connect」

 「いつでも」「どこでも」「快適に」印刷できるよう、スマートフォン/クラウドサービスとの連携を強化。従来のPC/デジタルカメラとの連携に加えて、スマートフォン/タブレットとの結びつきを強めた新「Epson Connect」を発表した。開始時期は2012年9月末予定。

スマートフォン/タブレットとの結びつきを強めた新「Epson Connect」

各サービスの開始時期

 Epson Connectは、「Epson iPrint」「スキャンtoクラウド」「メールdeリモート印刷」「リモートプリントドライバー」「メールプリント」で構成。Epson iPrintは、iOS/Android端末用プリント/スキャンアプリで、インターネット接続環境下にあるプリンターへリモート印刷が可能。スキャンtoクラウドはカラリオでスキャンした画像/文書をあらかじめ登録したクラウドサービスにアップロードできる機能で、メールdeリモート印刷機能は遠隔地のカラリオ(のメールアドレス)に送付して印刷できるという機能。

「Epson iPrint」は、iOS/Android端末用プリント/スキャンアプリで、インターネット接続環境下にあるプリンターへリモート印刷が可能

カラリオでスキャンした画像/文書をあらかじめ登録したクラウドサービスに送付したり、遠隔地のカラリオ(のメールアドレス)に送付して印刷したりできる

 リモートプリントドライバーは、メールプリント機能に登録されたプリンターにPCからインターネット経由で印刷できる共通ドライバー(エプソンサイトより配布予定)。メールプリントは、プリンターにメールアドレスを付与し、メールを送るだけでメール本文や添付ファイルを印刷できるようにするサービス。

リモートプリントドライバーは、メールプリント機能に登録されたプリンターにPCからインターネット経由で印刷できる共通ドライバー

 また、iPhone/iPadなどiOS機器から印刷できる「AirPrint」、Google DocsやGmailなどから印刷できるサービス「Google Cloud Print」をサポートした。

「Wi-Fi Direct」で無線LANルーターが不要に

 EP-905F、EP-905A、EP-805A/AW/ARのみWi-Fi Directをサポートをしており、無線LANルーターが存在しない環境でもWi-FiでPC/スマートフォンと直接接続可能となった(シンプルAPモード:最大4台、Directモード:Wi-Fi Direct対応機器1台)。さらに、2012年秋のファームウェアアップデートではPictBridg無線LAN(DPS over IP)機能をサポートし、対応デジタルカメラと直接無線接続、または無線LANルーターを介した上でPictBridgを利用できるようになる。

EP-905F、EP-905A、EP-805A/AW/ARのみWi-Fi Directをサポートをしており、無線LANルーターが存在しない環境でもWi-FiでPC/スマートフォンと直接接続可能

2012年秋のファームウェアアップデートではPictBridg無線LAN(DPS over IP)機能をサポート

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