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Apple Geeks 第97回

「iPhone 5」だけで年賀状宛名印刷を完結させる

2012年12月09日 11時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobuTELAS

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 本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。

 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。

今年も年賀状印刷の季節がやってきた

 師走を迎え、本格的に年賀状の心配をし始めたという人は少なくないはず。しかし理由はさまざまで、年に1度の伝統行事だから大切にしたいという能動派がいる一方、届いたものには返事を出さねばという受動派も存在する。もっとも、近ごろではケータイメールの「あけおめ」で済ませてしまう向きもいるそうだが……。

 それにしても、わずらわしいのは「宛名印刷」だ。自分なりのデザインを施したり、近況報告を書き加えたりなど、手間はかかるものの裏面には創る喜びがあるが、表面の宛名印刷にはそれが乏しい。筆者の場合、行書体にするか毛筆体にするかで悩む程度だ(そこに喜びを見いだすのもいかがなものか)。

 「ああ、今年も面倒な時期がやってきた……」と思っていたところ、タイムリーなニュースが。年賀状作成アプリ「筆まめ年賀2013」(無料)の支援ツールとして、宛名印刷可能なアドレス帳アプリ「筆まめアドレス帳」(無料)がApp Storeで提供開始されたというのだ。

宛名印刷が可能なアプリ「筆まめアドレス帳」(無料)。印刷にはアドオン(450円)の購入が必要だ

 インストールしてみるとこのアプリ、iOSに標準装備の「連絡先」と連携していた。iOS 6の「設定」から「プライバシー」→「連絡先」の順で開くと、「まめアドレス」の表示があることからも確かだ。

 ここでピンときた方は、ご明察。そう、「連絡先」にデータを蓄積できる名刺撮影/スキャンアプリを使えば、仕事関係の相手をドシドシ宛名印刷の対象として取り込めるという目算が成り立つ。アプリのマッシュアップといえばいいのか、はたまた異種アプリのコラボとでもいうべきか、少しトクした気分だ。次項では、iPhoneだけで名刺から宛名印刷を実行できるかどうか実際に試してみたい。

筆まめ年賀2013 App
価格無料 作者FUDEMAME CO.,LTD.
バージョン1.01 ファイル容量47.0 MB
対応デバイス全機種 対応OSiOS 4.3以降
筆まめアドレス帳 App
価格無料 作者FUDEMAME CO.,LTD.
バージョン1.02 ファイル容量10.3 MB
対応デバイス全機種 対応OSiOS 4.3以降

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