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ビジネス向け、プロ向けの新機種を

15年ぶりのモノクロ専用も!エプソン、プリンター5機種

2011年02月04日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月3日、エプソンは、カラリオ・プリンター3機種、写真愛好家やプロの写真家向けのプロセレクションシリーズ1機種、モノクロ専用インクジェットプリンター1機種を発表。2月9日より順次販売開始する。

ビジネスインクジェットプリンター「カラリオ・プリンター」シリーズ

フロント2段用紙カセット採用の「PX-673F」

1段用紙カセット採用の「PX-603F」

 PX-673F/PX-603Fは、プリント・コピー・スキャン・カラーファクスの機能を1台に集約した多機能複合機。前面から操作できるフロント用紙カセットを搭載し、PX-673Fは大容量2段フロントカセットで、A4普通紙で最大500枚セットできる(PX-603Fは、250枚の1段フロントカセット)。また、自動両面印刷にも対応。最大30枚までの原稿を一気に取り込めるオートドキュメントフィーダー(ADF)も両面に対応し、両面スキャンと両面カラーコピーが可能だ。

 本体サイズは、PX-673Fが幅446×奥行き368×高さ300mm、重量が約9.8kg。PX-603Fが幅446×奥行き360×高さ226mm、重量が約7.6kg。インターフェイスはIEEE802.11b/g/n、100BASE-TX、USB2.0に対応。価格はオープンプライス(予想市場価格はPX-673Fが3万円台後半、PX-603Fが2万円後半)。

4色顔料インク採用の多機能モデル「PX-403A」。予想市場価格が1万円前後と安価

 PX-403Aは、プリント・コピー・スキャン機能を搭載し4色すべてに顔料インクを採用した多機能モデル。本体サイズは、幅434×奥行き327×高さ185mm、重量が約4.6kg。インターフェイスはUSBに対応。価格はオープンプライス(予想市場価格は1万円前後)。

プロセレクションシリーズ

写真愛好家やプロの写真家向けのプロセレクションシリーズ「PX-5V」

 PX-5Vは、A3ノビに対応する顔料インクジェットプリンター。「PX-5600」の後継モデルで、最小インクサイズが2ピコリットルに縮小し、人肌、空、雲などの繊細なグラデーション部分の粒状感を低減し、より滑らかな階調の表現が可能となっている。また、前面部分にカラーのLCD付き操作パネルを搭載。用紙のセット方法やインク交換などの操作・設定方法をパネル表示できる。インク容量を従来より増量した大容量インクカートリッジ搭載で、インク交換頻度が低減している。

 本体サイズは、幅616×奥行き369×高さ228mm、重量が約15.0kg。インターフェイスはIEEE802.11b/g/n、100BASE-TX、USB2.0に対応。価格はオープンプライス(予想市場価格は8万円台後半)。

モノクロ専用インクジェットプリンター「PX-K100」

A4対応のモノクロ専用インクジェットプリンター「PX-K100」

 PX-K100は、A4対応のモノクロ専用インクジェットプリンター。モノクロ文書A4・1枚あたり約2.85円の印刷インクコストで、オフィスでの経費削減に貢献する。また、低消費電力設計により、動作時平均で約18Wとなっている。さらに、大容量のブラックインクを同時に2本セットでき、約2000ページの印刷が可能。片方のインク残量が限界値を下回った場合でも、「インク1本だけモード」により、残りの1本のインクのみを使用した印刷ができる。

 本体サイズは、幅445×奥行き330×高さ154mm、重量が約4.6kg。インターフェイスは100BASE-TX、USB2.0に対応。価格はオープンプライス(予想市場価格は1万円台半ば)。

エプソン販売株式会社 取締役 販売推進本部長の中野修義氏

 当日行なわれた発表会でエプソン販売 取締役 販売推進本部長の中野修義氏は、モノクロ専用インクジェットプリンターPX-K100について語った。現状のインクジェットプリンターは、他社も含め100%カラープリンターだが、PX-K100は15年ぶりとなるモノクロ専用インクジェットプリンターになるという。これを投入することによりインクジェット分野でのビジネス用途を広めていきたいとした。

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