今年の「Colorio」シリーズは、iPhoneやiPadから直接印刷/スキャンできる「Epson iPrint」アプリに対応したモデルが登場。スマートフォンとの連携が強化されており、パソコンいらずで使い勝手が格段に向上した。インクジェット複合機の新たな活用事例を紹介しよう。
「Epson iPrint」って?
「Colorio」シリーズと連携して、iPhoneやiPad内のデータ印刷や、紙書類のスキャンを実行するアプリ。「Evernote」や「Dropbox」へのアップロードも可能だ。ColorioとiPhone/iPadが同じ無線LAN内にあれば、設定不要で利用できる。
for Family
家族みんなの思い出を撮ったその場で印刷!
「Epson iPrint」を使えば、iPhoneで撮影した写真の印刷が簡単! ピンチイン/アウト操作で写真をトリミングできるほか、カラー/モノクロの指定、複数の写真を指定してまとめて印刷、写真のフチや日付表示の有無、写真の明度/コントラスト調節など、印刷に関する操作が手元で完結する。
例えば、デジタル機器が苦手な両親の家に設置して、遊びに行くたびに子供の写真を印刷するのもアリだろう。また「メールプリント」機能(次ページ参照)を利用すると、離れて暮らす両親にインターネット経由で孫の写真を印刷物として毎日プレゼントすることも可能だ。
豆知識 その1 写真印刷に適した用紙は?
写真印刷に使用する用紙は、エプソン販売(株)の「クリスピア」シリーズがお勧めだ。自然な白色表現と深みのある締まった黒色を表現できるため、普通紙に比べてより鮮明でクリアな出力が得られる。印刷品質はDPE専門店に引けを取らないレベルだ。
for Business
資料を即座に用意してビジネスで一歩リード!
会議室にColorioを設置しておけば、商談やミーティング中にもEpson iPrintが活躍する。プレゼンで使ったPDF資料はもちろん、会話の中で話題になったウェブページもすぐにプリントできる。
iTunesと同期してiPhoneやiPadに保存している書類のほか、メールの添付ファイル、「Evernote」「Dropbox」「Google ドキュメント」といったクラウドサービスに保管しているデータの出力も可能だ。
編集機能を備えたアプリであれば、見積書の数値など商談中のやり取りをその場で書類に反映させ、印刷して手渡せる。これでビジネスのスピードが加速するはずだ。