ケータイは、常識的には「頻繁に買い換えるモノではない」との意識が世間一般の通念だ。その理由は2つある。1つは「やっと操作に慣れたのに……」というユーザーサイドの感覚。そして、もう1つは、ガラケーからスマホへの買い替えスピードアップを企むキャリアの24ヵ月縛り付きの「購入支援補助金の提供プログラム」だ。
一方、現代は、ケータイのクラウド化が進み、SDカードなど、外部記憶の容量も増え、Android OSによる共通の操作体系もそこそこ確立している。買い換えるかどうかの選択分岐点は、普通のユーザーにとっては極めて有り難い分割払い「購入支援補助金」の存在の有無が大きいだろう。結局、日本のケータイは2年周期で買い替え需要が発生する。
今のところ、日本国内では、まず好きなケータイを選んで、その後、携帯キャリアを自分の好みで自由に選択するという自然な流れが実現できない“実質SIMロック状態”が続いている。欧米とは違い”ユーザーの機種&キャリア選択の自由の保証”は、実は日本ではそれほどありがたくないオプションなのかもしれない。
iPhoneの販売開始直後から、日本で発売されるケータイをほぼ100%使っていない筆者は、購入支援補助金の恩恵に預かったことはほぼ皆無だ。その代わり、それと引き換えに、欲しいケータイをいつでも買い換える選択自由のオプションを手にしている。
今回は、韓国のサムスン電子が7月に出荷開始した「GALAXY Beam」(GT-I8530)と呼ばれるスマートフォンを早速衝動買いしてみた。現在、筆者はこのGALAXY Beamをはじめ、同じサムスン電子のGALAXY S IIIグローバルモデル、ASUSのPadFone、iPhone 4の4台を、その日の気分やTPOによって使い回している。
iPhone 4を除けば、どれも超個性的な側面と、ある程度共通のユーザーインターフェースを持つAndroid OSを搭載したスマートフォンだ。GALAXY Beamは、GALAXY S IIIに比較して“液晶画面のプロジェクション機能”という特殊なアドバンテージを持つが、あくまで同社の売れ筋本命商品のGALAXY S IIIとは比較にならないニッチ商品だ。
GALAXY Beamは、サイズ的には国内でもNTTドコモから発売されているGALAXY S III(4.8型 HD Super AMOLED)よりひと回り小さく、少し分厚く、画面もひと回り小さい4.0型だ。プロジェクション機能をのぞき、GALAXY S IIIに勝る点を探すのは難しいだろう。
カメラ機能も、瞬速シャッターの切れるGALAXY S IIIに対して、GALAXY Beamのシャッターは一世代前のアンドロイドケータイのように切れが悪くモッサリ感がある。また15ルーメンのプロジェクションハードを搭載する関係で、スマホのカメラユニットがかなり低い位置(中央より)に配置されている。
そのため、撮影時にケータイを支える指先が視野の一部にカブる危険性が極めて高く、それに気を取られていると、撮影のための安定したホールドポジションを取りにくく、ケータイを落下させる危険性も多いにあるのが欠点だ。
読者もご察しの通り、GALAXY Beamが搭載しているようなプロジェクション機能はバッテリー消費が激しい。その為、GALAXY Beamには高容量2000mAhの充電式バッテリーが出荷時から2個付属する。本体充電に加えて、バッテリー単体の専用充電ボックスも付属する。
バッテリー単体の専用充電ボックスは、GALAXY Beamを縦でも横でも立てかけることができるスタンド機能も兼ね備えている。またGALAXY Beamは従来の一般的なスマホと異なり、背面のバッテリーカバーを外したり、最悪、バッテリーそのモノを取り外したりしなくても、SIMカードやmicroSDカードの取り外し、交換ができるよう作られている。
本体の割りに大きなバッテリーサイズの影響を受けたのか、SIMもmicroSDカードも本体の両側面の小さなカバーを開くだけで簡単に取り出せる。これは、SIMを頻繁に抜き差しする着せ替え型SIMフリーケータイを複数持つ人だけではなく、microSDカードに保存された写真データのパソコンとのデータ交換にも便利だ。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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