戦車のプラモに組み込んでみた
なかなかな面白そうなデバイスなので、とりあえず実際に動くものを組んでみた。市販RCカーにそのまま組み込んでも動くわけだが、RC受信機をWiFi Receiverに置き換えるだけでは面白みがないので、本来RCではないモータライズのプラモをRC化してみよう。
とはいえ、一昔前ならばモーターと電池を入れて走るプラモなんていくつもあったのだが、最近ではあまり流行らないのかめったにお目にかかれない。
ようやく見つけたのがアオシマ製1/48モータライズ戦車。有線リモコンが電池ボックス兼スイッチになっていて左右のキャタピラをそれぞれ正転/逆転させることで前進/後進/旋回ができるというモータライズプラモの基本中の基本だ。
これなら有線リモコンから取り出したスイッチを戦車内に仕込んでサーボで動かせばいいだけだ!
……と思ったものの、いざ組んでみると有線リモコンが大きいうえ、戦車のボディー内がギアボックスに専有されていて組み込むだけのスペースがほとんどない。
一応完成! やや不格好ですけど……
とりあえず、すべてを組み込むのはあきらめて、リモコンユニット上にサーボを作りこんでみた。電池ボックスを含むリモコンユニットがそのままボディの上に載せているので見た目はあまりよくないが、戦車のスケールモデルではなくてリモコンロボのベースユニット的なものを考えてほしい。
操縦は飛行機用操作アプリを使い、本来の戦車リモコン同様に左右のスティックを↑↑で前進、↓↓で後進、↑↓で信地旋回だ。
元のリモコンをそのまま使っているため大きくなってしまったが、サーボでスイッチを操作するのではなく、受信機に接続してモーターの回転/逆回転を制御するスピードコントローラ(動作部品がない電子基板なので、モノにもよるがサーボなどよりもたいてい小さい)を使えばもっと手軽かつコンパクトに仕上がり、前進/停止/後進だけでなくスティック操作に合わせて段階的に速度調整も可能だ。
今度は何をリモート操作してやろうか……
ともあれ、スマホと組み合わせることで実際にモノを動かせるというこのWiFi Receiver、ラジコン用機器を応用し、アイデア次第ではいろいろ使えそうだ。
遊べるラジコンを自作してみるにも、電子工作やプログラミングなしでなにかをリモートで操作するための機器を組んでみるのにも手頃だ。このWiFi Receiverを応用してなにかを作ってみることにしよう(続く)。