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ウワサのiPhoneラジコン、「AR.Drone」日本上陸!

2010年09月09日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 ぶべべべべべ! ローターが鋭い音をあげ、日本庭園を不思議なモノが飛びまわる。

 9日、日本に上陸したのはトイガジェット「AR.Drone」。AR.Droneをざっくり説明するなら、「ラジコンヘリ型ゲームマシン」だ。ラジコンと違うのは、リモコン代わりになるのが、iPhoneに入れるゲームアプリということ(iPad、iPod touchもオーケーだ)。

 価格は4万3800円。ラジコンヘリとして考えたら破格の安さだ。発売は9月16日で、すでにアマゾンソフトバンク・オンラインショップで予約を開始している。実際に発売をするのはソフトバンクショップの一部店舗。詳しい情報はまた記事の最後で。

AR.Drone

 発売したのは、仏パロット社。2週間前に発売した本国・ヨーロッパでは早くも売り切れが続出しているAR.Droneだが、その人気もうなずけるほど、とにかく面白い!

 遊び方はいたって単純。AR.Droneの先端(コクピット部分)に小型のビデオカメラがついている。その映像をPhoneの画面で見ながら、やっぱりiPhoneで操縦するというもの。バッテリーの持ちは1回あたり約15分だ。

AR.DroneはiPhoneでぐりぐり操縦する。動かしているのは仏パロット社のアンリ・セドゥ社長

コクピット部のカメラが前方の映像を表示する

 すこぶる楽しいのは、クアドリコプター(ローターが4つあるヘリコプター)としての動きがすばらしく安定していること! 空中でホバリングするDroneをツンッと押してやると、同じ高度のままフワーッと飛んでいく。まるで無重力空間にいるような感覚だ。

 秘訣は、底部についている2つの超音波センサーとビデオカメラ、さらに加速度センサーと、2種類のジャイロセンサー。これらをLinux制御して機体全体のバランスをとっているため、iPhoneで「離陸」のボタンを押すだけで、ふんわり浮きあがってくれる。

屋外では「ハル」と呼ばれる発砲ポリプロピレンの輪っかを取り外し、軽量のカバーに着せ替える

 ホバリング後は「左手で左右に動かし、右手で上下に動かす」のが基本。一度でもラジコンヘリで遊んだことがある人なら、すぐに感覚をつかめるはずだ。まったく初めての記者でも、Droneはすいーっとスムーズに飛んでくれた。き、気持ちいい……。

 実際にさわってみると軽いことにも驚かされる。本体の重量はわずか380グラム。ひょいっと持ち運んで、どこにでも遊びに行きたくなる。「壊れても、部品を取り寄せれば誰でもすぐに修理できます」という気軽さもうれしい。

ものすごく楽しくて簡単なのだが、記者はなぜか着陸に失敗しつづけた

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