CGソフト『MMD(MikuMikuDance)』がいま、非常に熱い! アマチュア3Dアニメ作者たちが腕を競い合う夏の大会『MMD杯』第9回は、ついに17日21時から本選がスタートした。かわいい3Dアニメの五輪と言えるこの大会、その結果にファンたちからの熱い視線が集まっている。
「なんか楽しそうじゃない! ところでMMDってなに?」そんな皆様のため、本特集は全4回にわたってMMDの魅力を余すところなく紹介する。とにかく読んでもらえれば、MMDがどえらいことになっているのが分かるはず!
MMDのすごさ、その神髄は“モデル”の完成度にあり
モデル、背景、小物、アニメーション。3DCGソフト「MikuMikuDance」(MMD)が爆発的に伸びている背景には、ユーザーたちが4年の間に作ってきたCG資産が欠かせない。中でも初音ミクはさまざまな3Dモデルが生み出され、MMDの大きな屋台骨となっている。MMDの世界を紹介した連載第1回に続き、第2回は編集部(というか筆者)の独断と偏見で選んだ初音ミクのモデルを15体取り上げていくぞ!
初音ミク3D化の歴史は長い。2008年にMMDが登場する前から、ユーザーたちはさまざまなソフトで“3Dミク”を作ってきた(ニコニコ動画のタグ「初音ミク3D化計画」を参照)。自分なりのミクモデルを作って見てもらいたい……。その流れはMMDのリリースで加速し、それまでに生み出されてきた「愛娘」の多くがMMDに移植された。そして今なお「俺の考える最強のミク」が絶えることなく登場し続けている。モデルは、モデリング担当者の名前を取って「○○式」と呼ばれるのが慣習だ。
2011年からは、派生モデルをネタにした「初音の花道」といったシリーズ動画も投稿されている。お気に入りのモデルを見つけたら、まずはニコニコ動画(ニコ動)に投稿された動画のタグをたどって堪能しよう。さらにモデルをダウンロードして、自分のパソコンで愛でて、動画も作ってしまおう!
いろいろなモデルを知るのにぴったりな動画シリーズだ |
「MikuMikuDance」
ジャンル:3DCGソフトウェア
作者:樋口優(樋口M)さん
開発元:Vocaloid Promotion Video Project(VPVP)
対応OS:Windows
ライセンス:フリーウェア
公開:2008年2月24日(最終更新:2011年10月25日)
© Crypton Future Media, Inc. www.crypton.net
初音ミクはクリプトン・フューチャー・メディア株式会社のキャラクターです。
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