6月20日、シマンテックは高度なセキュリティスペシャリストを育成するため「シマンテック・サイバーディフェンスアカデミー」を開始すると発表した。
これは、企業の情報セキュリティエンジニアやそのマネージャー、ネットワークセキュリティをサービスとして提供しているサービス事業者を対象に、スペシャリストとしての高度な専門知識を提供する講習。トレーニングコースとしてシマンテックからの直接提供、およびパートナー企業による間接提供で実施する。
シマンテック・サイバーディフェンスアカデミーは、企業からのニーズがもっとも高い「Cyber Threat Detection(サイバースレットディテクション)」と「Cyber Incident Response & Recovery(サイバーインシデントレスポンス&リカバリ)」の2コースから開始し、順次コースを増やしていく。
Cyber Threat Detectionは、ネットワーク管理者やシステム管理者など現場の技術担当者が対象。サイバー脅威全般の解析・検知をテーマに、セキュリティリスクの定義、さまざまなマルウェアの検知・分析、Web攻撃やOSごとの攻撃方法の分析などを解説する。加えて、受講者がさまざまな評価ツールを体験できる実践トレーニングも提供する。
Cyber Incident Response & Recoveryは、技術部門のマネージャーを対象に、インシデント発生時における対応と復旧をテーマに、インシデント分析、フォレンジック、社内報告、セキュリティベンダーとの円滑なコミュニケーションなど、事後の対処方法などを解説する。実習やデモンストレーションも含まれる。
シマンテック・サイバーディフェンスアカデミーの開始は9月で、各コース5日間で合計35時間。料金は、1コース1人あたり50万円程度となる。