COMPUTEX TAIPEIでは「ないもそこまでしなくとも」と言いたくなるような製品も少なくない。今回お目にかかったColorful製の「GeForce GTX 680」搭載ビデオカードがまさにそれだ。
結論からいうと、今回紹介するのは前代未聞という言葉がぴったり。カードの厚みは○スロット厚などという問題ではなく、真面目に紹介するのも憚れる代物。さらに本体を持つ、というかよっこらしょと抱き上げるように持ち上げると、何kgかは不明ながら確実にマザー側のスロットがもげるだろうことは理解できた。
一応仕事をすると、本体は7本のヒートパイプを使った巨大なヒートシンク2組によって構成され、それらは6本のヒートパイプで橋渡しされている。そもそもカード裏面側に飛び出した巨大ヒートシンクは完全に自己中な存在で、CPUクーラーをはじめとしたその他のコンポーネント事情は一切気にかける風はない。干渉に注意しようというレベルではないこと断っておく。
ちなみに、ブース担当者によると「9月頃には発売したい」という耳を疑うようなコメントが飛び出した。「今はオーバークロック動作の検証中なんだよ」と余計なことまで言う始末。「出せるもんなら出してみろ」とは言わなかったが、再度アキバで出会える日が来たら、その時は素直に謝りたいと思う。
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